「最近、仕事をしていても、身が入らない」
「仕事に対してやる気が全く起きない」
そんな事を漠然と考えている方も大勢いると思います。
この記事を読まれている方の多くは、元々はやる気が人一倍あって第一線で努力してきた人なんじゃないかと思います。
やる気をなくして悩む人で、「元々やる気がなかった」というケースはあまりありません。
元々やる気はあって努力してきたにも関わらず、何かがキッカケでやる気をなくしてしまう事が多いんじゃないでしょうか。
やる気があればあるほど、やる気がなくなった時のモチベーションの下がり具合が大きくなるのがよくあるケースです。
今回はそんなやる気をなくす職場の特徴と対処方法について解説していきます。
やる気をなくさせる上司
やる気をなくすケースで最も多いのが上司が原因となる場合です。
まずはやる気をなくさせる上司の特徴を見ていきましょう。
上司にやる気がない
- こっちは仕事をしているのに、ネットニュースばかり見てる
- スマホの使い方で分からない事を聞いてくる
そもそも上司に全くやる気がない場合があります。
自分よりも給料は高いくせに実際は何もしていない上司も結構いますよね。
役職が高くなっていけばいくほどデスクは壁に近づいていくので、そうなったらもうやりたい放題。
ネットニュースも見放題です。
時間を持て余しているのか、スマホの設定方法を教えてくれと言われたり…。
こっちは忙しいんだから「そんなのネットで自分で調べてよ」と思います。
上司が無能。大した仕事をしていない
- 会議の資料作りが主な仕事
- 売上表の数字を見るだけで、分析ができない
こっちは必死で売上の数字を作ろうとしているのに、上司の仕事はただ売上表の数字を見るだけ。
どこに問題があるのかの分析もできずに結局大した改善はされず。
他にやる仕事といえば、毎週行われる会議の資料作りを1週間かけてやる事くらい。
そんな事は1日でとっとと終わらせて、こっちの仕事も手伝ってよと思いますよね。
やってもどうせダメという
会社に提示された目標の数字に向かって頑張ろうと思っている所への上司の一言。
「どうせやってもダメだろうけどね」
「オレ自体が目標達成できると思ってないけどね」
いきなりそんな事をカミングアウトされても困るのは部下。
一体これからどこに向かって仕事をしたらいいのか分からなくなってしまい「とりあえずやっとくか」ぐらいの意識になってしまいます。
部下のやる気をなくさせる上司の典型的なパターンです。
助けてくれない
クレームやトラブルが発生しているのに助けようともしない上司。
そういった人間は、なぜかトラブル回避能力にたけています。
その上司が席をたった瞬間にクレームの電話が入ったりする事もしばしば。
クレーム対応に困って、上司に「早く帰ってこないかな~」と思って待っていると、遠くに上司を発見。
「助かった~」と思ったのもつかの間。
目が合った瞬間、上司が「やべ」というような感じで180度ターンしてどっかに消え去ってしまいます。
やっとの思いでクレーム処理を終えて、上司が帰ってきて一言。
「部長に頼まれてた急用思い出してさあ。なんかクレーム大丈夫だった?」
明らかにウソと分かるような理由でごまかしても、バレバレですからね。
まずは否定から入る。意見が採用されない
何か提案をしても「これはダメだな」「オレの考えとは違うな」といつも否定をしてくる上司。
提案をしてまず受け入れられる事がありません。
逆に上司の提案に対しては「ちょっと違うんだけどな…」と思っても、それを押し通してくる。
にも関わらず結果が出なければ出なかったで、「君たちの努力が足らなかったね」というダメ出しの一言を言われて、テンションもダダ下がりです。
ちょっとのミスでネチネチ言ってくる
仕事をしていれば、たまにミスをしてしまうという事もあります。
ただやる気をなくす上司はミスがあると、鬼の首を取ったかのようにそれを突っついてきます。
「しっかりしなきゃオレが困るんだけど」「この損害誰が払うの?」「誰が責任取ると思ってんの?」という事を他の従業員がいる前でネチネチ言ってきます。
ミスを出してしまった事に落ち込み、反省もしているのに、容赦なく攻撃してくる上司に対して憎悪さえ感じてしまいます。
部下の気持ちが分からない
結局やる気をなくさせる上司というのは、部下の気持ちが分かっていないの一言に尽きます!
自分がやる気がない原因なのに、「やる気あるの?」とか「この仕事向いてないんじゃないの?」とか平気で言ってきます。
「アンタこそ、人の上に立つのは向いてないよね」と思いますよね。
他にも上司のせいでモチベーションが下がってしまう事はあります。
嫌な仕事を任されてやる気が下がる
上司以外にもやる気をなくす原因はあります。
最も多いのはクレーム処理でしょう。
誰かがやらないといけないというのは分かりますけど、さすがにいつもいつもだとこっちも困ってきます。
一回担当対応してうまく処理できたからといって、「◯◯君がやった方がクレームがうまく収まるから~」と言って自分に押し付けられるようになるのはゴメンです。
そもそもクレーム処理は責任者がやる仕事なんじゃないの?って思いますけどね。
簡単な業務しか仕事を与えられない・仕事がない
何かのきっかけで「社内ニート」なってしまい、仕事が回されなくなってしまって、やる気をなくす人も多いかもしれません。
この場合、職場に原因がある場合もありますし、その人に原因があるかもしれませんので、一度自分自身の事も見つめてみる必要があります。
連鎖退職が発生し、自分も辞めたいと思う
会社で1人が退職すると、それに続いて何人も退職をするという「連鎖退職」が起きる場合があります。
同じ会社で社員が何人も辞めていくと残された社員も不安になってしまいます。
会社を辞めるというのは相当の覚悟がいるもの。
それなのに何人も続けて辞めていくと、「経営が危ないんじゃないの?」というようなイメージがどうしても先行していってしまいます。
若手社員は先輩を見て、自分のキャリアパスをイメージしますので、中堅社員がどんどん辞めていく光景を目の当たりにして、「ここで長く仕事をするのは止めといた方がいいかも…」と思い、転職活動を始める人も少なくありません。
仕事しない社員・仕事できない社員が多い
従業員全てが優秀という事はほとんどありません。
ほとんどの会社では、一部の優秀な社員、エースと呼ばれる人たちが会社の売上を作っています。
でも必ずいるのが、仕事をしない社員や仕事ができない社員。
そんな人も自分と同じような給料をもらっている事も少なくありません。
そんな人の給料さえも自分が稼いできてあげている、なんて考え出すと、やる気がなくなってしまうのも当然の事ですよね。
やっている仕事が正しく評価されない
結局仕事をしたとしても、正しく評価される事はありませんし、昇給といっても勤続年数によって年に数千円上積みされていくだけ。
それも消費税アップや、住民税アップで相殺されて、気がついたら手取り金額は減っっていたということも少なくありません。
もちろん会社の売上のために仕事をするんですが、それに見合った対価が支払われない。
やってもやらなくても同等のギャランティがもらえるのであれば、やる気なんて出てきませんよね。
やる気がなくなった人は5年後を考えて行動しよう
冒頭でお話した通り、やる気をなくす人の多くは「元々は人一倍のやる気があった人」の場合がほとんどです。
やる気がそこまでない人は、やる気がなくなったと言っても大差がない場合がほとんどですが、元々やる気があった人は違います。
元々のやる気量が大きければ大きいほど、それに対しての評価がされなかったり、努力を否定された時に感じる辛さは人の何倍にもなります。
「この会社で仕事をしてもしょうがない…」と思ってしまえば、会社が変わらない限りはそこからやる気を出すのはかなり難しいでしょう。
選べる道は会社に残るか、転職するかのどちらか
やる気をなくしてしまった際は、
- やる気がないままその会社で働き続ける
- 転職して自分の力を試す事ができる会社で働く
上記2つのうちのいずれかを選択することになります。
実際問題として、やる気をなくしてしまった場合、そこから元々の「やる気がある」状態に復帰するためには相当のパワーが必要になります。
ただ注意したいのは、そうなったとしても、また同じ結果になる可能性が高いという事です。
会社に対する不満があるのであれば、一旦はやる気を取り戻せるかもしれませんが、また同じ状況に陥っていくという事は目に見えています。
最終的に諦めの境地に入ってしまい、その会社で一生を過ごすか、もしくは早めの決断をして転職活動なりを始めて、自分で自分の運命を切り開いていくかのどちらかです。
皆さん自身の人生ですので、最後の決断はおまかせしますが、今の会社で働き続けたとしても未来は分かりきっているのですから、早めに最善の決断をするのが良いと思いますよ!
まだやる気が残っているなら、違うステージで活躍する事も考えよう
もしまだやる気が残っているのであれば、今の会社でなく、もっとあなたの力を発揮でき、正しく評価をしてもらえる職場に転職をして見ることも考えてみてはどうでしょうか。
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人間は限界になっていくと、何に対してもやる気をなくしてしまったり気力が起きなくなってしまいます。
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まとめ:一旦やる気をなくしたら、再びやる気を取り戻すのは難しい
今回はやる気をなくす職場や上司の特徴を解説してきました。
まとめてみるとやる気をなくす主な原因は、
- 上司がクズ
- 会社がクソ
という事です。
そしてそういった会社で生きていく方法は、今の会社で耐えるか、自分の力を正しく評価してくれる職場を探すかのいずれかです。
どちらを選ぶもあなた次第ですが、5年後、10年後、後悔しない選択をしてください。