働いている方の中には、
「毎月60時間以上も残業で疲れがピーク」
「毎日残業残業でもうヘトヘト」
「体もきついし、精神的にもつらい」
など、残業が多すぎて悩んでいる方も多いんじゃないかと思います。
1ヶ月で60時間以上も残業があるという事は1日平均で3時間も残業をしているって事になりますよね。
午後6時が定時で3時間の残業をしたら午後9時。
そこから家に帰ると午後10時ぐらい。
食事をしてお風呂にはいるともう11時とか12時近くになって、明日のために休まないといけない…
そんな生活が毎日続くのって、もうやってられないですよね。
好きな事もできないし、何のために生きているのかが分からなくなってきちゃいます。
さすがに月60時間もの残業ははっきり言って「ないわー」です。
今回は1日の残業時間が3時間以上、月60時間以上の残業をしている方がどれだけ会社から搾取されているのか、またそれに対する対策などを考えていきます。
残業規制である45時間以上の残業がある会社はブラック企業
毎日残業をしている人の中には、「残業をしないと生活が苦しいから」、「残業代がないときついから」というような方もいると思いす。
そういった方というのはそれほど残業に対してきついとか、大変というようなイメージがない場合も多くあります。
なぜなら、残業をするためにわざと仕事をゆっくりやって、残業時間にする仕事を残したりしているからです。
残業代を稼ぐために、わざと残業時間に行う仕事を残している訳ですね。
こういった人というのは、働いても働いても仕事が終わらないというよりは、「早く仕事を終わらせてもお金にならないから、ゆっくりやろう」というような場合が多いため、残業をしててもそこまで大変でもありません。
人によっては残業時間はほとんど「打ち合わせ」という名前のおしゃべりタイムになっている場合も少なくありません。
ただ、残業時間が月60時間という人はそういう人とははっきり言って違います。
やってもやっても仕事が終わらず、1日3時間残業してもそれでも仕事が終わらないというような人がほとんどです。
それでお金になればいいですが、残業が60時間、70時間、80時間あるような会社はほとんどが残業代を節約するために「固定残業代制」を採用している場合が多くなっています。
会社にとっては「残業がない月も同じ分だけの残業代を支払わないというリスクを背負っている」という言いますが、そもそも残業がない月なんてありません。
その固定残業代も60時間分もないのに、企業としては「固定残業代制だからどれだけ残業させても問題ない」という認識しか持っていません。
2019年4月に「働き方改革関連法」が施行され、今後は月の残業時間上限が45時間となりますが、それを無視して働かせている会社も少なくありません。
法律に楯突いてまで、自分の会社の利益を優先しようとし、従業員に残業を強制するような会社は明らかにブラック企業であると言わざるを得ません。
月60時間以上の残業は残業手当割増の対象?
それに月60時間以上の残業というのは、本来は残業手当割増の対象になっている事をご存知でしょうか?
月60時間以上の残業をした場合は、本来50%の割増賃金を追加して支払われないといけなくなっています。
本来というのは、現在これが適用されているのは大企業のみで中小企業はこの割増率の適用が猶予されているからです。
月に60時間以上残業している人は60時間以上働いた分に関しては割増分も合わせた賃金を手にしないといけないにも関わらず、そういった優遇も何も受けることが出来ずにただ単に会社の社畜として働かされているだけなんです。
60時間も残業をすると、もちろん体力的にも精神的にもきついので、休日もただ休むだけという事になってしまいますし、たまっている仕事のことが気になって休どころでなくなってしまう場合もあったりします。
中には自宅に仕事を持ち帰ってやってる人もいるかもしれません。
でもこんな生活をしているとそのうち、うつ病になってしまったりすることもありますし、人によっては身体的な異変が発生してくる事だってあります。
僕も月に80時間以上の残業をしていましたが、
- 常に指が震えてくる
- 顔面痙攣
- 突発性難聴
などの症状が出てくるようになりました。
ただこれを残業が原因であると証明する事ができないため、こうなったとしても会社には何も請求できないですし、もちろん会社もなにも対策はとってくれません。
長時間の残業をしないといけないような会社は、健康にも害を及ぼしてしまうという事も理解しておきましょう。
長時間残業を強いられる会社の、理不尽なルール
それにこちらは会社のために残業をしているにも関わらずそれを当然と思っている会社は、従業員に対しての思いやりや気遣いは何もありません。
以下は僕が残業をしている時に感じた理不尽な、会社のルールです。
残業命令は拒否できない、拒否しにくい
そこでは、売上が悪い時なんかは特に、「売上が悪いんだから遊んどらずに仕事しろ!」、「できないんなら休憩時間とか朝やればええんちゃうか?」というような事を良く言われていました。
そんな言い方をされたら、何か大事な急用があったとしてもなかなか言い出せない事が多いですし、ちょっと「今日は急用がありまして…」というような事を言っても、理由を言うまで帰してくれなかったり、理由を言ったところで「そんな理由と会社がどっちが大事なんや!?」と言われて終わりです。
かなりビビったのは、同僚が「飼っている犬が死にかけているから帰らせてほしい」とお願いしたにも関わらず、
「犬と会社とどっちが大事なんや?犬なんかほっとけ、ボケ!」
とその同僚を恫喝したのを見た時です。
長時間残業を強いられる会社というのは、どうしても会社的に
- 残業をしないといけない雰囲気
- 残業をせずに帰らせてはいけない雰囲気
- 残業の命令を拒否できない雰囲気
こういった雰囲気が出来上がってしまっているんですね。
結局その同僚もほとんど泣き顔で残業していましたけど、さすがにその上司に対して殺意を感じました。
残業しても食事代やタクシー代は出ない
月に60時間も残業していれば夜遅くなって終電に間に合わなくなったりする事も何日か出てきて、その時はタクシーで帰るという人もいると思います。
仕事が遅くなるのでコンビニで買ったパンやおにぎりを食べて仕事をしたりする人もいるでしょう。
でもこのように、残業によって本来支払わなくてもいい出費が出た場合であっても、会社は何の補填もしてくれません。
「終電がある内に帰らなかったから悪い」
「食事は家に帰ってからすればいい」
「固定残業代にタクシー代も含まれている」
などというような事を言って、結局は何もしてくれません。
よくよく考えてみると、何のために残業をしているのか? もっと言ってしまうと何のために仕事をしているのか?が分からなくなってきてしまいませんか?
残業削減の取り組みをしていない会社なら将来を真剣に考えた方がいい
もし今の会社で、
この会社は自分がやりたい事をやれる会社なのか?
仕事に対して満足をしているのか?
この会社にいて自分と家族が不幸にならないか?
こういった事を一旦立ち止まって考えてみましょう。
本当に問題ないと思うのであればその会社で働き続けるのも一つの方法だと思います。
ただそうでない場合で、会社がその残業を削減するための努力を何一つ行っていないような場合は、真剣に自分自身の将来を考えていった方がいいですよ。
そのまま行くと、先ほども話したように、精神的な疾患、身体的な疾患になる場合もあります。
鬱病などを発症すると長期間仕事ができなくなるということもありますし、過労で倒れてしまい二度と仕事ができない体になってしまう事もあります。
そうなって困るのはあなた自身であり、あなたの家族です。
もしこの記事を読んで、今の会社で働く事に対して危機感を持ったのであれば、本当にやりたい事、大事にしたい事が何かを考える事が必要です。
それを実現するために、まずは転職活動を始め、実際に面接を受けたりして、今の会社が普通なのか?もっと自分にふさわしい会社があるんじゃないか?という事を見極めていく事が大事だと思います。
毎日3時間以上の残業。限界が来る前に転職をする方法
残業時間が続き、精神が麻痺してくるともう機械的に残業が当然という考え方になり、毎日遅くまで残業をするのさえも「どうでもいいこと」というような考えになってきてしまいます。
完全に会社に洗脳された状態になります。
ここまでいってしまうとなかなかそこから抜け出していくのは大変ですので、早めの行動を起こすのがとにかく大事になってきます。
「でも自分が転職できるどうかもわからないし、不安もあるし…」
というような思いを持つのも当然だと思います。
もし転職が怖い、不安というのであれば、転職活動を仕事を続けながらしても大丈夫ですし、条件がいい会社への転職が決まってから、会社を辞めればいいだけです。
本当にストレスが溜まってきたら、転職などのアクションを起こす事自体が面倒になってきてしまい、どうでもいいやと思ってしまう場合もありますので、早めに行動をしておくのがいいですよ。
- 残業はほとんどなし。あっても1日1時間程度で退社ができる
- 帰宅して家族との時間、プライベートな時間を持つことができる
- 残業代はしっかり支払われる
- 残業が増えてくると、それに対する対策を考えてくれる
こういった会社で働くのと、今の会社で働くのとどちらがあなたが将来幸せになれるかという事を考えていくといいでしょう。
転職をするなら絶対失敗しない方法で!
そして転職をする際は絶対にその転職に失敗しないようにしないといけません。
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以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職サービスのサイトを紹介しておきます。
どの転職サイトも僕が利用したことのあるサービスなので安心して利用ができます。
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
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既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
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dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
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- あなたの強みが見つかる「グッドポイント診断」が受けられる
「リクナビNEXT」は転職エージェントではなく、検索型の転職サイトです。
細かい条件で検索をすることができ、転職エージェントでは紹介されない案件もあるので、登録して情報収集にとても役立ちます。
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ミイダスの特徴は以下の通り。
- 今の自分の市場価値を可視化できる
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