- 常に職場が人手不足で何をしているのかわからない
- 人手不足で残業時間ばかりが増えていっている
- 退職する人が多く、辞めようにも辞められない
そんな悩みや疑問にお答えします。
この記事を読めば、会社がなぜ常に人手不足になっているのかというその原因と、そのような会社はいつまで経っても人手不足が解消される事はないということが分かってきます。
僕が勤めていた会社では慢性的に人手不足となっており、1人の社員が様々な仕事を担っていました。
よく言えばユーティリティプレイヤーとして活躍できる職場ということになりますが、実際のところはただ単に余計な経費をかけたくないという会社の考えから発生するものです。
現実はただ単に会社のいいようにこき使われているだけです。
そしてそういった会社は当然のように社員の定着率が悪いため、従業員の出入りが激しく、余計な経費がかかったり、社員に負担がかかったりします。
もしあなたの会社もこのようなパターンになっているのであれば早めに退職の決意をした方がいいですよ!
長年勤めて中堅社員の立場に立っている人は辞めづらかったり、辞めようとしても引き止めをされたりするかもしれません。
そんな時こそ断固たる決意と勇気を持って辞める決意をすることが必要になってきます。
今、人手不足の会社が問題解消されることはない
まず覚えておいてほしいのは「人手不足の会社は常に人手不足」ということ、そして「人手不足はどんどん加速化していく」ということ。
一度人手不足になってしまった会社は、その問題が解決するということはまずありません。
人手不足の環境はどんどんスピードアップしていってしまい、1人の社員にとんでもない負担がかかったりしていきます。
僕の場合、別の部署(実店舗)で人員が欠員になったのですが、僕が所属していた部署から1名が引き抜かれて店舗に異動。
当然これまでよりも1人少ない人数で仕事を回していかないといけなくなってしまい、部署のリーダーであった僕が残業や休日出勤などをしてやっと回るような状況になっていました。
そういったギリギリの状況で部署を回しているにも関わらず、言われるのは
という言葉です。
はっきり言って殴ってやりたくなるほどの屈辱ですが、そうしてしまうと会社員人生が終わってしまうので我慢はしましたが、正直なところ、この会社はもうダメだと思いましたね。
しかも売上は毎年毎年、昨年以上のものを求められていきます。
何の投資もされず、ただ同じ人員、同じ環境、そして仕入れの経費だけは高くなっていくという状況の中でやっていかないといけないため、相当負担はかかってきます。
人手不足の会社や部署は一度人手不足になってしまうと、二度とその人手不足が解消されるということはありません。
従業員は会社に搾取されるだけ搾取され、どんどんと疲弊していくだけになっていくのです。
なぜ人手不足になっていってしまうのか?
社員の給料を増やしたくない
人手不足が発生する会社というのは、経営者が例外なくお金への異常なほどの執着心を持っているものです。
しかも会社のお金は全て自分のお金だと勘違いし、出ていくお金に対しては、それが例え1,000円、2,000円であったとしても追求としてきます。
その割を一番食うのが従業員。
人が抜けたとしても給料は増やさずに、仕事はギリギリまで増やそうとしてきます。
一旦給料を上げてしまうと、容易にはそれを下げることができないという事だけは知っているため、自分が優位な立場にあることを利用して、とにかくお金をかけずに会社を維持していこうとするのです。
会社が回ってしまう
その人手不足に拍車をかけてしまう原因が、1人少なくなったとしてもなんとか部署や会社が回ってしまう、ということです。
1人抜けて内部は必死になって仕事をしているにも関わらず、そんな現場の実情が分からないため、
「なんだ、やればできるじゃないか?」
「別に今の人員でも問題ないだろ?」
というような事を言い出してきます。
逆に
「俺の英断によって、これまで以上に効率よく回るようになったな」
というようなことを言ってくるアホ上司もいたりします。
効率化という便利な言葉でごまかす
そしてちょっとでも「人が足らなくて困ってます」とか「なんとか人を増やしてもらうことはできませんか?」というような事を話すと、
「今の利益で人なんか増やせるわけねーじゃんね?」
「今の売上なら今の人数で回して、やっとトントン」
「もっと効率よく仕事をすることを考えろ」
というような事しか言われません。
結局「効率化」という便利な言葉を持ち出してごまかそうとしてくるのがオチです。
そもそも根本的な原因を見ようとしない
人手不足に陥る会社ですが、とにかく退職者が後をたちません。
常に誰かが「退職したい」ということを言っていて、引き止め交渉をされていたりします。
それでも退職する人は退職していきますので、最低限の人員確保のために求人をします。
ただ求人にお金をかけることを嫌うためハローワークのような無料で求人募集をできるような期間でしか募集をせず、その賃金も最低賃金レベル。
当然優秀な人は集まってこず、どうでもいいような人しか入ってきません。
そして言うことは
「新しい人間を入れたったんやで、売上伸ばさんかったらどうなるかわかっとるやろな?」
という反社の人間が言うようなひと言。
ただどれだけ教育してもその人が戦力になることもないですし、たまに「ちょっとできる人かも」と思うような人が来たりしますが、そんな人は会社の雰囲気を察してすぐに辞めていってしまうことが大半だったりします。
人が辞めていく原因、人が定着しない原因があるにも関わらず、そこは直視しようとせず、
「お前らがしっかり教育しなかったから辞めていった」
「人を雇うのにどれだけ金かかっとるのかわかっとるんか?アァ?」
と、必ず責任転嫁をしてきます。
人手不足になる原因というのは誰が見ても明らかで、それは会社にあることがほとんどです。
それさえ理解できないような会社であれば、その会社に未来はありません。
人手不足が進んだ会社の末路とは?
全てが悪い方向にしか進まない
人手不足というものはどんどんと加速をしていってしまいます。
現場レベルでは何とか効率化を行いながら業務を進めていきますが、必ずどこかのタイミングで限界に到達してしますのです。
その段階まで来ると社員はもう疲弊しきってしまっており、イライラ度もMAXで従業員同士のイザコザが発生したり、精神に異常をきたして適応障害や鬱病などを発症する従業員も出てきます。
ただそれさえも会社は従業員の自己管理の責任としか捉えず、1ミリたりとも自分たちにその責任や原因があるということを理解しようとしません。
普通の人間なら自分に非があった事を認めて謝罪をし、改める努力をするものですが、こういった会社の経営者はプライドだけは高く、絶対に自分の責任を認めることはしないものです。
現場ではワンオペが基本となり、食事もとれない、休憩もとれないような社員が続出、休日出勤は当たり前というような環境になり、残業は月100時間という完全な過労死レベルまで到達していたりします。
何もかもが最悪の方向にしか進まなくなっていってしまうのです。
人を大事にしない会社はいつか職場崩壊していく
ただそんな状況がいつまでも続くわけはなく、どこかのタイミングでその会社は崩壊していきます。
「この会社に未来はない。そしてこの会社にいる限り自分の未来もない」
それを理解した人から順番に会社を去っていきます。
当然残された人は仕事や責任だけは増やされ、辞めていった人たちと同じような立場にたたされるようになっていいき、そして同じ様に会社を辞めていきます。
こうして物事を理解できる人から順番に退職をしていき、その会社では連鎖退職が発生し、誰もそれを押さえつけることができなくなってしまいます。
こうなるとその会社は崩壊の道一直線です。
売上は右肩下がりになってしまい、そこから新たに人を募集したとしても時すでに遅し。
残ったのは「今転職してもどこも雇ってくれない」と思っている無能な社員か「最低定年まで会社が残っていればあとはどうでもいい」というような50歳過ぎの社員ぐらい。
規模が小さい会社であればあるほど、それは顕著に現れ、職場崩壊に繋がっていきます。
人手不足が慢性化しているなら勇気を持って退職しよう
そんな時に最も割を食うのが最後まで残った社員です。
後になればなるほど、退職しにくくなっていってしまい、会社からの執拗な引き止めが行われます。
「たのむ、お前だけは辞めないでくれ」
と懇願されて、辞められなくなったり、強い引き止めにあったりしますが、その言葉には絶対になびいてはいけません。
その瞬間に「あなたにはお先真っ暗な未来しかない」ことが確定します。
中には心が優しく、
「自分が辞めたらこの会社はどうなるんだろう…」
「自分がいなくなったら残った人に苦労と迷惑をかけることになる…」
そんな事を思ってしまう人もいるかもしれません。
でもここで決断をせずに、残留を決意した際、本当に将来に苦労しないといけないのは自分自身だということを知っておいて下さい。
ここで辞めることができなければ永遠に現在の環境から抜け出すことができず、安月給、雀の涙ほどのボーナスで定年まで働かないといけなくなってしまいます。
また退職ラッシュが進んでいるような会社の場合、その会社の存続自体が危なくなる可能性だってあり得るでしょう。
残った人に迷惑をかけているのはあなたではなく、会社以外の何者でもありません。
あなたから搾取したのも、今のような苦しい立場に追い込んだのも会社だということを理解して、勇気を持って決断していくことが何よりも大事なことです。
常にいつでも転職できるように準備をしておきましょう
中には「転職をしても今よりもひどい環境の会社に入ってしまうかもしれない」というような不安を感じて、転職に踏み出せない人もいるかもしれません。
特に1つの会社しか経験したことがない人ほどそう思う傾向がありますが、実際はそこまでのブラックな会社というのはそこまで多くはありません。
真面目に働けば普通に評価がされ、残業時間過多になっていればそれに対する改善をしてくれる、そんな会社が大半であり、それが普通の会社です。
ただ転職活動をハローワークやリクナビNEXTなどの転職サイトオンリーで行っていると、そういった「普通の会社」にめぐりあう事ができない場合も多くあります。
ハロワ求人やリクナビNEXTの掲載求人は審査が甘く、ブラック企業が利用しやすい媒体となっているため注意をしないといけません。
これまでハロワ、リクナビNEXTしか使ったことがないというような人にオススメなのが、転職エージェントに登録をして転職活動をする方法です。
転職成功者が必ず利用している転職サービスとは?
もしあなたの会社で既に連鎖退職が始まってしまっており、慢性的な人手不足が発生しているのであれば、手遅れにならない内に何らかの行動をした方がいいですよ。
今すぐに転職しないにしても、転職サービスに登録をして、働きながら転職について考えてみることをオススメします。
これは焦ってしまって妥協した転職先に入社してしまうことを防ぐことにも繋がります。
転職で気をつけないといけないことは、失敗してしまうと人間関係がギスギスで、労働環境も最悪の「ブラック企業」に転職してしまう可能性もあるということ。
どうやって転職をするかということが大きなポイントになってきますので、慎重な選択が必要になります。
もしこれまでの転職で利用したことがない方は「転職エージェント」のサービスを利用して、転職活動をするのがいいでしょう。
転職エージェントは転職のプロがその人の適正やキャリア、求める条件に最も適した仕事を紹介してくれ、完全無料で利用する事ができるサービスです。
他にも転職エージェントでは以下のようなサービスも行っています。
- 転職相談
- 履歴書・職務経歴書の作成サポート
- 面接対策・模擬面接
- 年収・面接日の調整・交渉
企業に応募する際は担当のコンサルタントが推薦状を付けてくれるので書類選考通過率も高く、転職サイト一本で活動している人より一歩も二歩も抜き出る事ができます。
紹介される求人も現在の収入をベースにしているため、大幅な年収アップの可能性も視野にいれる事が可能ですし、こういったサービスを全て完全無料で受けることができ、一切料金がかかるという事はありません。
利用したからといって最終的に転職エージェントから紹介された以外の企業に転職しても全く問題ないですし、利用をしなくても大丈夫です。
その際も料金は一切かかりませんので、安心して利用ができます。
以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェントを紹介しますので、ぜひ登録してください。
現在転職エージェントは多数ありますが、登録するべきなのは国内の2大転職エージェントの「リクルートエージェント
「リクルートエージェントは」国内最大手の転職エージェントで、非公開求人20万件以上と圧倒的な情報量を誇ります。
年齢層、業界も幅広く、誰にでもおすすめできる転職エージェントです。
「doda」は業界第2位の転職エージェントで非公開求人も10万件以上と多く、かつサービスにも定評があります。
求人件数、サービスの質のバランスが最も取れた優良転職エージェントです。
「リクルートエージェント」「doda」は一般転職サイトに掲載されていない非公開求人を10万件以上もっており、キャリアアドバイザーの腕も確かですので、ぜひ登録して下さい。
また転職に成功した人は複数の転職エージェントに登録しています。
求人内容は各転職エージェントで異なり、それぞれの独占案件も多いので、複数のエージェントに登録する事が転職の成功の近道です。
また利用の際の気になる点もお伝えします。
Q:転職エージェントは本当にお金がかからないの?
A:利用料は完全に無料です! 転職エージェントは企業に人材を転職させる事によって、その人の年収の何割かを成功報酬をしてもらうというビジネスモデルですので、一切お金がかかる事はありません。
Q:登録するのが面倒では?
A:各転職エージェントともにすぐに登録ができるように設計がされおり、早ければ5分ほどで登録ができてしまいます。
履歴書や職務経歴書などのファイルがあればアップロードするだけで良いですし、会員登録後に簡単に作れてしまう「レジュメメーカー」を利用する事もできます。
Q:紹介してもらえる求人はどんな会社? 本当に大丈夫?
A:転職エージェントを利用する会社は、優良企業以外はありません。
ある程度安定した企業でないと転職エージェントは利用できませんし、また企業との信頼関係も重要となり転職後すぐに退職してしまうような会社や、ブラック企業の紹介はありませんので、安心して大丈夫です。
Q:履歴書や職務経歴書の書き方、面接など不安なのですが?
A:転職のプロが、それぞれの企業にあった書類の書き方や、具体的な面接対策をしてくれます。
その他、転職サイトには書かれていないようなコツやテクニックなども聞く事ができます。
Q:まだ転職するかどうか悩んでいる段階だけど、相談だけでもいいの?
A:転職をするかどうか悩んでいる方こそ転職エージェントを利用する事をオススメします。
現在の状況やこれまでのキャリアを話して、転職ができるかどうか、またできる場合はどういった企業があるのかを聞いてみて判断しましょう。
それから利用するかどうかを決めてもいいですし、利用しなくても全く問題ありませんので、心配はいりません。
転職エージェントは最初に登録をして、面談をすれば、後はあなたに合った求人を紹介してくれます。
本当に転職をしないといけないと思った時は、精神的にも参ってしまって何もやる気が起きない状態になってしまっている場合も多くあります。
どれだけ利用してもお金は一切かからないので、登録して面談だけ受けておけば、いざという時にすぐに行動に移す事ができます。
僕がそうでしたが、気力がなくなってから転職サイトや転職エージェントの登録をするのは結構大変でしたし、年齢が上がれば上がるほど転職は不利になります。
重要なのはとにかく「良い求人と出会う」事です。
ぶっちゃけ、転職は希望の企業に出会う事ができるかどうか、その運を掴んでいけるかどうかで決まります。
ただどんどん採用がされ、募集終了となっていくため、その会社に出会えるかどうかが勝負になりますので今すぐ動いた方がいいですよ。
迷っていたらいつまでたってもそんな企業には出会えません。
自分自身からそのチャンスを掴みにいった人だけが、理想の仕事に出会って、幸せな未来を実現できるのです。
登録は数分しかかからないので、まずは登録して、面談の中でどんな求人が紹介されるのかを実際に見て下さい!
- 「この会社、すごく雰囲気が良さそうだなあ」
- 「しっかりと働きを評価してくれていて、こんな会社に入りたいな」
- 「こんな条件のいい会社が自分の家の近くにあったの?」
- 「自分でもこんな年間休日120以上の会社に転職できるの?」
どれも僕が面談の際、紹介された求人情報を見て思った事です。
今あなたが踏み出す事によって、今までとは全く異なる幸せを掴んでいく事ができるはずです!
登録自体は5分もあればできてしまうのですから、まずは登録して、紹介求人を見て下さい。
この5分で自分自身の将来が決まると思ってぜひアクションを起こして下さい!
まとめ:自分を守れるのは自分だけ!限界が来る前行動に移そう!
今回は一旦職場が人手不足になってしまうとそこから抜け出すことは難しく、どんどんと労働力だけ搾取されていき、最後には潰れてしまうというお話をしてきました。
人手不足となるのが1ヶ月や2ヶ月程度のことで、その間に新人を採用して短期間で元通りになるのであれば問題はありません。
ただ人が少なくなっても「仕事がまわるから」という理由で一向に人員が増えていかずに負担だけが大きくなるような職場なら早めに退職の決意をした方がいいです。
限界が来てしまうと、人間は全ての気力を失ってしまい、何に対してもやる気を持てなくなります。
そこから転職活動をしようとするとかなりのパワーが必要になりますし、うまくいかなったりすることがほとんどです。
今現在苦しんでいるのであれば、少しでも気力が残っているときにアクションを起こしていくのが何よりも重要だと思って、早めに決断をするようにしていきましょう。