- 仕事に行きたくない理由がわからないが、休みがちになっている
- 朝、仕事に行こうとすると泣いたり、涙が出る
- 仕事に行きたくなく、吐き気がして食事も食べられない
こんな悩みを抱えている人はいないでしょうか?
この記事では、仕事に行きたくない理由がわからないのに会社を休みがちになっている人は、早めの対処をしていかないと社会生活自体に支障をきたしてしまう可能性があるということを書いています。
実際僕も同じような症状になったことがあり、病院にいくと「適応障害」と診断され、うつ病の一歩手前とも言われました。
この記事を読んで、仕事の休みグセがついてしまって、どうしたらいいか分からない人が少しでも解決の糸口を掴んでいければいいと思います。
僕が会社に行けなくなった時の話
会社を休みがちになるパターンというものは人それぞれですが、僕がそのような症状になった際のお話をさせていただきたいと思います。
病院で適応障害の診断を受けるまで
僕が勤めていた会社(ブラック企業)で次長という役職に昇進した際のことです。
それまでも毎日15時間ほどの仕事をしていてかなりのストレスがあったのですが、それに輪をかけて責任が重くなりました。
実績、粗利益、全ての数字が昨年を下回っている場合は従業員全体の前で吊し上げのように恫喝をされ、毎回のように「給料泥棒」と罵られるようになりました。
業務上の全てのクレーム対応もしなければならず、精神的にかなり苦しい日々でした。
ほぼ毎日、上司に呼ばれ追求をされるような毎日が続いていましたが、さすがに耐えられなくなり、ちょうど妻が大病にかかったのを理由に役職を離れたいという申し出をしました。
部署異動して楽になったはずなのに
その申し出が認められてその後は別の部署で働くことになったのですが、これまでとは全く違う環境で、その会社の中では珍しく上司もいい人でしたし残業もほとんどなく、仕事自体も面白く、楽しく働いていました。
そんな時に妻が手術をする事になり2日ほど会社を休む事があったのですが、異変を感じたのは会社を休んで会社に出社する当日の朝でした。
いきなり朝起きると理由もなく涙が出てきて、ご飯を食べても吐いてしまうような苦しさを感じて「会社に行きたくない」という思いがふつふつと湧いてきたのです。
足も重く家から出たくもなかったのですが、思い切ってドアを開けて会社に向かおうと思ったのですが、自分でも分からず、会社とは全く別の方向に車を走らせていたのです。
休んだ日は楽になっても翌日同じ症状が…
結局その日は会社に連絡をして休ませてもらって「一日リフレッシュすれば大丈夫かな」ぐらいに思っていました。
夜には気分もスッキリして「明日から頑張るか」と思っていたのですが…。
翌日朝になると前日と同じような気持ちや症状になってしまい、会社に行くことができなくなっています。
今度は何日も欠勤して同僚に迷惑をかけてしまって、逆に会社に行きづらくなってしまうのです。
流石にまずいと思い、無理矢理に体を会社に向けましたが、心の中では「会社に行きたくない行きたくない」というフレーズが永遠にループしていました。
無理やり会社に行き続ける事を3日続ける事により多少マシになりましたが、それでも毎朝「会社に行きたくないという」という思いはなくなっていきませんでした。
ネットで調べると「鬱病」の症状に似ていたため、さすがに心配になり病院の心療内科を受診することにしたのですが、その際の診断結果が「適応障害」というものだったのです。
その後しばらくの休養の後、転職活動をして転職することになりました。
仕事を休みがちになってしまった理由とは?
このお話は僕の場合なので全ての人に当てはまることではないかもしれませんが、同じような状態で苦しんでいる人がもしかしたらいるかもしれないと思います。
なぜそうなってしまったのか、その本当のところは自分でもよくわかりません。
長時間労働、パワハラ、ストレス、そんな中でも働く事ができたのは「働かないと怒鳴られるから」という恐怖感みたいなものがあったからなんじゃないかと思います。
それが環境が変わり、甘えが許されるような環境になってしまって、会社を休んでも周りの上司や同僚から「大丈夫」「心配しないで」と優しくされたことがキッカケで、急にそれまで心の中で溜まっていたものが流れ出してしまって、甘えが出てしまったり、それを自分の力では止めることができなくなってしまったのかもしれません。
ただ今でも思うのは、
会社に行けれなくなった時に、会社に行っていなかったとしたらどうなっていたのか…
そのまま病院に行かず、会社で無理をして働いていたらどうなっていたのか…
ということです。
単にちょっと仕事で嫌なことがあって休んだらそれが癖になってしまった、という人もいるかもしれません。
ただ中には僕のように、適応障害になってしまっていたり、その予備軍になっている人もいるかもしれないのです。
そんな人は早めに病院で診療を受ける必要があります。
会社を休みがちになっている人にとってはちょっと辛いかもしれませんが、まず以下のような順序で無理やりでにでも行動をしてみてください。
仕事を休みがちになった人が取るべき行動とは?
まずは3日間~1週間、休まずに会社に行き続けてみましょう
もしかしたら会社に行きたくない、という事がただ単に習慣化してしまっているという可能性はあると思います。
習慣とは恐ろしいもので、3日間会社を休むとそれが習慣となってしまい、頭ではダメだと分かっているのに会社に行くこと自体に対して拒否反応を示してしまったりする場合もあります。
会社に行きたくないと思いますし、体もめちゃくちゃ言うことを聞かないです。
でも無理矢理でも体を動かして会社に行けば、気分的にも以前通りに回復して、これまでと同じ様に仕事ができたりすることもあります。
それを3日間~1週間続けてみて、元の状態に戻すという作業をまずはしてはどうかかと思います。
解決しない場合は病院で診療を受けてみましょう
それで解決すれば大きな問題はないですが、それでも解決がされないというような場合は、一度病院で診療を受けてみることをオススメします。
- 朝になると、会社に行きたくないと思えてくる
- 朝、なぜだかわからないのに涙が出る、泣く
- 朝、吐き気がする
- 朝、突然お腹が痛くなる
こういった症状は、普通の精神状態ではありません。
もしかしたら既にうつ病となってしまっている可能性もあり、このまま症状が進行すれば社会生活自体ができなくなってしまう場合だってあります。
初めて心療内科を受ける際はやはり不安などもありますが、手遅れにならない内にまずは病院に行って診療を受けるようにしましょう。
うつ病と適応障害
僕は診察の際「適応障害」と診断され、うつ病の一歩手間であるということを言われました。
うつ病と適応障害はその症状は似ているのですが、最も大きな違いというのは、
適応障害:症状が発生する原因を取り除けば数ヶ月以内に症状が改善される
うつ病:症状が発生する原因がなくなっても症状が改善されない
という点です。
僕と同じ様に適応障害ということであれば、しばらく休養をして、職場を変えたりすればまた元気に働く事ができるようになると思いますが、うつ病の場合は転職をして環境を変えたとしても症状がなくならない可能性だってあります。
適応障害の段階であれば環境さえ変えていけば比較的短い期間で改善がされていくはずですので、手遅れになる前にまず行動するようにしてください。
適応障害の一歩手前の人も気をつけましょう
適応障害の怖さとは?
- 何故かわからないけど会社に行きたくない
- 会社に行くのが泣くほど苦しい、辛い
- 朝、吐き気がしたり、お腹がいたくなって会社に行きたくなくなる
会社を休みがちになっていなかったとしても、毎日こんな気分になっているような人も気をつけた方がいいかもしれません。
朝こんな気持ちになっていたりするということは、適応障害の一歩手前となっている可能性もあります。
こういった病気の怖いところは、一度沼にハマってしまったらそこから抜け出すのは相当の精神力が必要になるということ。
ちょっとやそっとの力で抜け出すのは難しくなっていってしまいます。
自分に合った環境を見つけることを優先しましょう
環境を変えることによってこれまでの悩みがウソのようになくなってしまうことはよくある話です。
実際僕もしばらく休養をして転職をして働いていますが、一度も休んだことはありませんし、楽しく働いています。
あの時会社に行けなかった時期の事が自分でも信じられないくらいです。
- 自分に合っている会社
- 上司、同僚と円滑なコミュニケーションがとれる人間関係
- たまには愚痴も言い合える仲間
何気ないことですが、こういった環境なのかそうでないのかということが、実際はとても重要だったりします。
精神的な疾患にかかりやすい人というのは、優しくて、人の気持ちに敏感で、責任感の強い人だったりします。
全てを1人で背負ってしまって誰ともコミュニケーションを取らずに黙々と仕事をする。
会社にはそんな人も必要なのかもしれません。
でも多少気を抜いて仕事をするというのも大事なことです。
そんな自分自身にあった職場に出会っていくことが、気持ち的にも安定して働いていく方法なんじゃないかなと思います。
自分に合った仕事・職場を見つけるためのコツ
毎朝のように「会社に行くのが辛い」「仕事に行きたくない」というような苦しい思いをしている人は、転職するしないは別として、まず転職サービスに登録をして、働きながら転職について考えてみることをオススメします。
鬱病になったりすると何もする気をなくなってしまうので、その後の社会復帰が困難になり、ニートになってしまう可能性もありますので、そのリスク管理にもなります。
それに転職で気をつけないといけないことは、失敗してしまうと今まで以上に精神的に辛い職場に転職してしまう可能性もあるということです。
どうやって転職をするかということが大きなポイントになってきますので、慎重な選択が必要になります。
転職に失敗しないためにするためには、転職エージェントを使って転職活動をするのがオススメです。
僕もこれまで何度か転職をしていますが、転職エージェントを活用して行った転職先は待遇もいいですし、何もかも納得できるものでした。
転職エージェントは転職のプロがその人の適正やキャリア、求める条件に最も適した仕事を紹介してくれるサービスです。
また転職に至った経緯なども聞いてくれるため紹介する企業とのミスマッチがなく、満足度の高い転職ができるようになっています。
他にも転職エージェントでは以下のようなサービスも行っています。
- 転職相談
- 履歴書・職務経歴書の作成サポート
- 面接対策・模擬面接
- 年収・面接日の調整・交渉
企業に応募する際は担当のコンサルタントが推薦状を付けてくれるので書類選考通過率も高く、転職サイト一本で活動している人より一歩も二歩も抜き出る事ができます。
紹介される求人も現在の収入をベースにしているため、大幅な年収アップの可能性も視野にいれる事が可能ですし、こういったサービスを全て完全無料で受けることができ、一切料金がかかるという事はありません。
利用したからといって最終的に転職エージェントから紹介された以外の企業に転職しても全く問題ないですし、その際も料金は一切かかりませんので、安心して利用ができます。
以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェントを紹介しますので、ぜひ登録してください。
現在転職エージェントは多数ありますが、登録するべきなのは国内の2大転職エージェントの「リクルートエージェント」と「doda」です。
業界NO.2 サービスに定評
「リクルートエージェント」「doda」は一般転職サイトに掲載されていない非公開求人を10万件以上もっており、キャリアアドバイザーの腕も確かですので、ぜひ登録して下さい。
また転職に成功した人は複数の転職エージェントに登録しています。
求人内容は各転職エージェントで異なり、それぞれの独占案件も多いので、複数のエージェントに登録する事が転職の成功の近道です。
また利用の際の気になる点もお伝えします。
Q:転職エージェントは本当にお金がかからないの?
A:利用料は完全に無料です! 転職エージェントは企業に人材を転職させる事によって、その人の年収の何割かを成功報酬をしてもらうというビジネスモデルですので、一切お金がかかる事はありません。
Q:登録するのが面倒では?
A:各転職エージェントともにすぐに登録ができるように設計がされおり、早ければ5分ほどで登録ができてしまいます。
履歴書や職務経歴書などのファイルがあればアップロードするだけで良いですし、会員登録後に簡単に作れてしまう「レジュメメーカー」を利用する事もできます。
Q:紹介してもらえる求人はどんな会社? 本当に大丈夫?
A:転職エージェントを利用する会社は、優良企業以外はありません。
ある程度安定した企業でないと転職エージェントは利用できませんし、また企業との信頼関係も重要となり転職後すぐに退職してしまうような会社や、ブラック企業の紹介はありませんので、安心して大丈夫です。
Q:履歴書や職務経歴書の書き方、面接など不安なのですが?
A:転職のプロが、それぞれの企業にあった書類の書き方や、具体的な面接対策をしてくれます。
その他、転職サイトには書かれていないようなコツやテクニックなども聞く事ができます。
Q:まだ転職するかどうか悩んでいる段階だけど、相談だけでもいいの?
A:転職をするかどうか悩んでいる方こそ転職エージェントを利用する事をオススメします。
現在の状況やこれまでのキャリアを話して、転職ができるかどうか、またできる場合はどういった企業があるのかを聞いてみて判断しましょう。
それから利用するかどうかを決めてもいいですし、利用しなくても全く問題ありませんので、心配はいりません。
転職エージェントは最初に登録をして、面談をすれば、後はあなたに合った求人を紹介してくれます。
本当に転職をしないといけないと思った時は、精神的にも参ってしまって何もやる気が起きない状態になってしまっている場合も多くあります。
どれだけ利用してもお金は一切かからないので、登録して面談だけ受けておけば、いざという時にすぐに行動に移す事ができます。
僕がそうでしたが、気力がなくなってから転職サイトや転職エージェントの登録をするのは結構大変でしたし、年齢が上がれば上がるほど転職は不利になります。
重要なのはとにかく「良い求人と出会う」事です。
ぶっちゃけ、転職は希望の企業に出会う事ができるかどうか、その運を掴んでいけるかどうかで決まります。
ただどんどん採用がされ、募集終了となっていくため、その会社に出会えるかどうかが勝負になりますので今すぐ動いた方がいいですよ。
迷っていたらいつまでたってもそんな企業には出会えません。
自分自身からそのチャンスを掴みにいった人だけが、理想の仕事に出会って、幸せな未来を実現できるのです。
登録は数分しかかからないので、まずは登録して、面談の中でどんな求人が紹介されるのかを実際に見て下さい!
- 「この会社、すごく雰囲気が良さそうだなあ」
- 「しっかりと働きを評価してくれていて、こんな会社に入りたいな」
- 「こんな条件のいい会社が自分の家の近くにあったの?」
- 「自分でもこんな年間休日120以上の会社に転職できるの?」
どれも僕が面談の際、紹介された求人情報を見て思った事です。
今あなたが踏み出す事によって、今までとは全く異なる幸せを掴んでいく事ができるはずです!
登録自体は5分もあればできてしまうのですから、まずは登録して、紹介求人を見て下さい。
この5分で自分自身の将来が決まると思ってぜひアクションを起こして下さい!
まとめ:仕事に行きたくないから休みがちという人の対処方法について
今回は、なぜだかわからないのに仕事に行きたくない、仕事に行きたくなくて休みがちになっている、そんな人に少しでも助けになればと思って、僕の体験なども交えながら話をしてきました。
適応障害やうつ病になったりする人というのは意外と精神的にもタフだったりする人が多く、「自分は大丈夫」と思って我慢したりするのですが、実はそれが仇になってしまっている場合も少なくありません。
実際僕がそうでしたから。
頑張りすぎてしまって心や体を壊してしまっても良いことは何ひとつありません。
今回の記事を読んで思い当たる点があったという人は、病院にいったり、転職をしたりして、手遅れにならないようにしてほしいと、心から思います。