「仕事ができなさすぎて会社に居場所がない」
「営業だけどいまだ1件も成約がない。そもそも仕事が向いてないのかも」
「毎日上司から怒鳴られて、毎日遅くまで残業。もうやってられない…」
仕事をしていれば嫌なことがあることなんて日常茶飯事ですし、一度や二度くらい「こんな会社辞めてやる!」と思った事のある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
中には一度や二度では足らず、常にそう思いながら生活している方もいるんじゃないかと思います。
でもそこで多くの人が悩むのが、「こんな理由で辞めるのは甘えなんじゃないのか?」という事です。
多くの人、とくに真面目な人であるほど
「この環境は自分だけじゃないもんな。他の人も同じだもんな…」
「自分だけが苦しい訳じゃないからなあ」
「自分が頑張ってないだけかもしれないな」
「自分がいなくなると、残った人に迷惑がかかるから…」
というように思い、それが甘えではないかと考えて辞める事に対しての引け目を感じてしまい、転職を踏みとどまってしまう事があります。
辞めたいと思う理由は様々ありますが、悩みが深くなってくるとなかなか自分自身を客観的に見つめることができなくなってしまい、悶々と考えてしまいます。
最後には考える事さえも放棄して、ただ機械のように会社に行って帰ってくるだけの廃人になってしまう場合もあるんじゃないでしょうか。
今回は「こんな理由で仕事を辞めるのは逃げなんじゃないか?甘えなんじゃないか?」と考える方に向けてのアドバイスをしていきます。
今の現実から脱却しようとしないのが逃げであり、甘えである
結論から言いますと、
会社を辞めるという事はもしかしたら逃げであるかもしれないですし、甘えであるかもしれません。
でも「その現実から逃げようとしない事のほうが、もっともっと甘えであり逃げである」というのが僕の考えです。
僕がその人の事を何もしらない立場であれば「もう少し続けてみた方がいいんじゃないでしょうか」などと偽善者ぶって話したりすると思いますが、その人の事を真剣に考えるなら、「すぐに辞める準備を進めるべき」とはっきり言います。
なぜなら「こんな理由で仕事を辞めるのは甘えなんじゃないか?」と思う人の大半は、
「今の環境から抜け出す事の方が辛いし、苦しいだろう」
という事を実は分かっていて、誰かにそれを止めてほしいという思っているだけだから。
仕事を真剣に辞めたいと考えれば、考えるほど、
「また就職活動の時のような大変さを味わわないといけないのか…」
「新しい会社に入れたとしても人間関係うまくやっていけるか心配…」
などという不安が出てくるものです。
そんな時に相談した人から
「それは甘えじゃないの?逃げじゃないの?」
と言われると、
むしろ安心してしまって、「そ、そうかな。じゃ、もうちょっと頑張ってみようかな」と思ってしまうのです。
僕から言わせてもらえば、
それこそが、逃げであり、甘えなんじゃないかと思います。
その人はあえて相談してそう言ってもらいたいだけなんじゃないでしょうか。
実際に僕も何度も経験があるので分かりますが、転職活動はそれなりに大変で、精神的にも経済的にも負担がかかってきます。
でもそれを乗り越えていかない限り、人生というものは好転していかないですし、希望というものは手に入れる事ができないと思います。
本当に自分自身を変えていきたい、自分の人生を変えていきたいと思っても、逃げる、甘えと自分に言い聞かせて、そこから脱却しようとしないのが「逃げであり、甘えである」という事を自覚する事が大事です。
「逃げ」「甘え」というのは結局他人ごとだから
もしあなたが、つらくて会社を辞めたいという事を相談した時に、本当にあなたの事を理解してくれた上で背中を押してくれる友人がいたら、その人の事は本当に大事にした方がいいと思います。
実際、本当に真剣に考えてくれる人というものはなかなかいないものです。
会社の上司、先輩や同僚は間違いなく、それは甘えだし、逃げだと言い「最低3年はやってもらわないと困る」とか「今やめない方がいいんじゃない?」と言ってきます。
それは何も、あなたの事を分かって言ってくれてるのではなく、上司なら自分自身の評価が下がるからであり、同僚は自分の仕事が増えたり、自分にその負担が回ってくると思うからなんです。
家族に話したところで、「自分で選んで入った会社なんだから、もうちょっと頑張ってみたら?」と無責任な事を言ってきます。
友人に至ってはヘタな事を言って、もし仕事が見つからずに困った場合、自分に被害が及ぶのを恐れるので「辞めないほうがいいんじゃない?」と言うのが定型文。
でも誰に聞いても「なぜそうなのか?」「じゃあ、どうしたらいいのか?」という事に対しての答えは教えてくれません。
漠然と「もうちょっと頑張ったら?」と言うだけであって、結局解決できずにそのままズルズルと辛い思いを抱えながら生きていき、そのうち鬱病になったり、適応障害になったりして、最悪ストレスや過労で倒れていってしまったりするのです。
でも自分が倒れてしまった時に、自分が転職するかどうかを迷っていた時に相談した人は「自分があの時、引き止めたからこんな事になった…」なんて事は思いません。
「結局自分が精神的に弱かっただけなんでしょ?」という程度にしか考えてはくれません。
人なんて結局その程度にしか相手の事を考えてくれない存在なんです。
だから自分は自分自身で守っていくという考えを持っていないといつか潰れていってしまいます。
今のあなた自身は、かなり苦しみ悩んで検索をしてこの記事までたどり着いたんじゃないかと思います。
そうであれば、僕は「そこから逃げ出そうとしないのが逃げであり、甘えである」という事を伝えます。
その会社があなたの事を守ってくれる訳でもない。
自分の保身しか考えずに適当にしか相談にのってくれない人間しかいない。
身を粉にして働いているにも関わらず、少ない給料で将棋のコマのようにしか扱ってくれない。
そんな会社で働くより、もっと未来を感じれる会社で自分自身の可能性を引き出していった方がよっぽどいいんじゃないかと思います。
仕事が辛い、辞めたいとお考えの方に。甘えて逃げた方がいいケースを紹介
以下にいくつか、会社を辞めたいと思うケースを紹介します。
もしあなたがこんな事で悩んでいるのなら、とことん甘えて逃げ出した方がいいと思います。
会社に居場所がないのなら辞めるべき
新卒の場合は総合職という立場で入社し、その後配属先が決定するというパターンが多いと思います。
人員配置の基本は適材適所なのですが、それが分かっていない会社も多く、とりあえずやらせておこう、という理由だけで配置を決定するような会社も多くあります。
上司や他の人が忙しそうに仕事をしているのに、自分は仕事もふられず社内ニート状態というような場合は、その会社の教育方針自体に問題があります。
自分自身に問題があるのではなく、会社に問題があり、そんな会社にいたところで、自分自身の成長は見込めませんので、とっとと辞めるのが正解です。
仕事が自分に合っていないなら、早めに自分にあった仕事を探そう
営業だけど毎年実績がダントツのビリ。
はっきり言って、そんな人は営業に向いていません。
僕から言わせてもらえば、よくそれで何年も精神的に壊れず頑張ってきましたねと思います。
自分に合ってない仕事というのは、はっきり言ってやっていてもつらいだけです。
何も言われず給料だけもらえればいいですが、世の中そんなに甘くはありません。
とりあえず営業が向いてないという事が分かったのですから、自分に合った仕事を探した方がよっぽど建設的です。
残業時間が多いのに給料が安い人は搾取されている可能性が高い
「付き合っている彼女と結婚して家族を作りたい」
「マンションや戸建ての家を買いたい」
と思っている方も多いと思いますが、給料が安いと簡単には前に進めなかったりします。
「いい大学出てないから仕方がない」と思ったりする人もいるかもしれません。
でもそんな事はありません。
今は学歴などはそれほど関係なく、高卒でも手取り月給を30万円近くもらっている人だっています。
マイホームを考えながら、将来幸せな家庭を築いて、ある程度安定した生活をおくるためには、できれば月30万円前後の手取りはほしい所です。
もし今朝から晩まで残業までしながら働いているにも関わらず、30歳で手取りが月20万円いかないという方ははっきり言って相当会社から搾取されて働かされてます。
いい会社というものは利益は従業員に還元し、さらに会社のために頑張ってもらおうとしますが、そのサイクルが分かっていない会社はまず会社を優先しようとし、利益を内部で使い込み、従業員には還元をしようとしません。
もし売上は上がっているけど、それを業務拡大のためにしか使わず、従業員への還元をしないような会社は従業員をモノとしか見ていませんので、早いうちに逃げた方がいいですよ。
上司のパワハラが辛い場合はすぐに逃げるべき
上司のパワハラで苦しんでいる場合は、もはやそこに長居をする必要はありません。
この場合は退職話を切り出した時の会社からの切り返しが怖くて一歩踏み出せないというような場合がありますが、そこの一線を乗り越えていかない限りは前に進む事さえできません。
世の中には優良企業がたくさんありますので、そんな会社で人生無駄にするよりも、もっと労働条件も待遇も良い会社で働いた方が自分のためですよ。
過剰なノルマ主義の会社は精神的に削られてうつになるしかない
過剰な売上ノルマを課してくるような会社で仕事をするのは本当に辛いですよね。
しかもそのノルマというのは現実的に到達可能でないレベルの場合が多いです。
こっちはサボってやってる訳じゃなく、精一杯やって出した数字なのに、それに対してネチネチ言ってきたり、全員の前で公開裁判のように叱責されたりします。
売上というものは世の中の景気や動向などによりますし、そもそも経営方針を立てるのは会社の役目なのですが、責められるのは末端の社員だけです。
「だったらお前が売ってこいよ」と思いますが、実際そうはできません。
そんな毎日を過ごしているとそのうち病気になって倒れてしまいかねません。
精神的に苦しんでいるのであれば、早く逃げてしまいましょう。
仕事ができない、向いてない、つらいという人は転職エージェントも利用してみる
転職しようかどうか、その悩みを打ち明けた時に真剣に相談にのってくれ、背中を押してくれる人がいれば、人は前に一歩踏み出す事ができます。
ただ先ほども話したように大抵の人は、自分の事しか考えておらず、人に対しては当たり障りのないことしか言いません。
そんな時にオススメしたいのが転職エージェントのサービスです。
転職エージェントは「転職のプロ」のアドバイザーが相談にのってくれ、これまでの経験、キャリアに合った企業や仕事を紹介してくれるというサービスです。
一歩踏み出す事の怖さもありますが、実際転職をしてきた人の体験談を聞くこともでき、転職がそれほど怖くなく不安に思うこともないという事が分かるはずです。
何よりも自分と一緒に転職の成功に向けて歩みを進めていっている実感がありますので、安心して転職活動をすることができます。
利用料は全て無料ですので、登録して相談だけしておいても問題ありませし、話を聞いてから転職活動をするかどうか決めても全然問題ありません。
以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェントを紹介しておきます。
どのエージェントも僕が利用したことのある大手の転職エージェントなので安心して利用ができます。
僕は転職活動の際、20以上の転職エージェント、転職サイトを利用してきましたが、その中で最も使ってよかったと思えたサイトを以下にまとめてみました。
よかったら参考にしてください。
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
こちらのランキングはある程度の経験がある方向けとなります。
既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
1位:doda(デューダ)
- 10万件以上の求人からアドバイザーが最適の企業を紹介してくれる
- 各業種の専門アドバイザーがいるので、どんな業界への転職も安心
- アドバイザーの質が高く、転職成功者の満足度が高い
「doda(デューダ)」は国内で最も実績のある転職エージェントです。
公開求人だけでも10万件以上あり、さらに豊富な非公開求人とあわせた求人の中からあなたにぴったりの求人をキャリアアドバイザーが探してくれます。
求人の質と数、キャリアアドバイザーの質など、転職成功者の評価が高い、バランスのとれた転職エージェントがdodaです。
ストレスが溜まりやすい転職活動なので、アドバイザーの人間性などはとても大事。
もちろん全てのアドバイザーの質が高いとは言い切れませんが、実際に転職した利用者の満足度が高いのがdodaです。
また面接の質問の傾向なども教えてもらえるので、対策もしっかりした上で面接に臨むことができます。
dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
2位:パソナキャリア
- 親身なサポートで初めてでも安心の転職エージェント
- 親切で優秀なキャリアアドバイザーが多数
- 今よりも高年収の転職成功の可能性が高い
次に紹介するのは、dodaと並んで人気の転職エージェント「パソナキャリア 」です!
豊富な非公開求人とあわせた求人の中からあなたにぴったりの求人をキャリアアドバイザーが探してくれます。
パソナキャリアの最大の特徴は転職初心者に優しい点。
始めての転職だと不安や悩みが尽きないですが、親身になって対応してくれるので安心して転職活動を進めることができます。
また前職よりも年収アップした人が多いのもパソナキャリアの特徴です。
ハイクラス転職も狙えるので、「転職すると年収が下がる…」と不安を持っている人は一度登録してカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
40代の方も登録しやすい転職エージェントですので、年齢がネックで転職を躊躇してしまっている人にもオススメです。
dodaと一緒に登録しておけば、かなり幅広い求人を紹介してもらうことができますよ。
3位:JACリクルートメント
- ハイクラス転職、外資系転職に強い
- 企業とアドバイザーとの距離が近く、企業の状況がわかりやすい
- 30代以上の登録が多く、40代でも登録しやすい
30代後半から40代の方にオススメの転職エージェントが「JACリクルートメント」です。
ある程度のキャリアを持った人向けの高年収求人が多いので、マネジメント経験がある方はぜひ登録しておきたいです。
ある程度の社会人経験がある人であれば、これまでの知識や経験を活かせる求人と出会える可能性も高くなるでしょう。
「40歳を超えると転職が難しいから…」と転職に対して踏み出せない方も、一度登録して話だけでも聞いてみるといいかもしれませんね。
4位:リクナビNEXT(リクナビネクスト)
- 自分のペースで求人検索ができる
- 年収、残業、働き方など細かい条件まで検索可能
- あなたの強みが見つかる「グッドポイント診断」が受けられる
「リクナビNEXT」は転職エージェントではなく、検索型の転職サイトです。
細かい条件で検索をすることができ、転職エージェントでは紹介されない案件もあるので、登録して情報収集にとても役立ちます。
転職エージェントと転職サイトの両方を上手に使いこなすことによって失敗しない転職成功率がアップ!
またリクナビNEXTに登録すると、あなたの強みを見つけることができる「グッドポイント診断」を受けることが可能です。
グッドポイント診断は30分ほどかかりますがかなり細かい分析がされますので、受けておくと面接の際の自己分析に役立ちます。
番外編:ミイダス
転職したいと思っていても「自分なんかが転職できるのかな?」と、転職に踏み出せない人も多いと思います。
そんな人にオススメしたいのが「ミイダス」です。
ミイダスの特徴は以下の通り。
- 今の自分の市場価値を可視化できる
- 企業から「面接確約オファー」を受け取れる
上記で特にオススメなのが、今の市場価値がどれだけかを計測する「市場価値診断」です。
30ほどの質問に答えるだけで現在のあなたの市場価値やそれに見合った年収がどの程度なのかがわかるようになっています。
現在の自分自身の市場価値を知ることによって、どんな企業とマッチングしやすいのかがわかるようになります。
簡単に診断できますので、転職するかどうか悩んでいる方も受けてみるといいですよ。