- 会社から何も仕事を教えてもらえない…もう辞めたい
- 上司が威圧的で分からないことがあっても聞く事ができない
- 頑張ってるつもりなのに怒鳴られてばかり仕事に行くのが辛い
そんな悩みにお答えします。
これらの悩みは新入社員として入社した多くの人が感じる内容となっています。
大きな会社よりも中小企業、零細企業でよく見られる光景で、多くの新人が似たような内容で悩んだりします。
会社や上司にも悪気がない場合もあったりしますが、しっかりと見極めをしないと、自分自身が成長することもできず、結局転職をしなければならないということになったりします。
「1年間働いたけど何のスキルも能力も得られなかった」なんてことになると、その1年を棒に振ってしまったということにもなりかねません。
この記事では、新人を育てる気がない、仕事を教えてくれない職場の特徴を解説していきます。
もしあなたが勤める会社が、悪意をもって仕事を教えてくれないのであれば、転職などを検討してみてもいいかもしれません。
新入社員がすぐ辞める職場の特徴
新人を育てられない会社というのは大体同じような傾向があります。
このような会社は新入社員が入社してくるたびに同じような状況になり、新人がすぐに会社を辞めてしまったりします。
問題なのはそのような状況になった時にその会社が「なぜ辞めたのかが分からない」ということ。
自分達に問題があったという事が何一つ分かってないため、同じような結果を招いてしまうのです。
まずこういった会社のよくある特徴を見ていきましょう。
いきなりレベルの高い仕事を押し付ける
会社の教育システムがない会社でよくあるのが、いきなり新人にそれなりの業務を任せること。
大きな企業ではありませんが小さな企業だといきなり中堅社員と同じような仕事を任せたりすることがあります。
ですが、新人にそんな仕事ができるわけはなく、それに対して教育係が「こんなこともできないの?」と舌打ちをしたりします。
入社して頑張ろうと思っている新人がいきなり出鼻をくじかれてしまい、この会社にはついていけないと思ってしまいます。
もちろん実践の中で成長していくという部分はありますが、基本も何も教えない中「これをやれ、あれをやれ」というような会社は定着率が低いケースがほとんどです。
教育する人が能力不足
新人を教育する社員が単に能力不足だったりすることも、新人がどんどん辞めていく会社によく見られる光景です。
- 教え方が下手で何を言っているのか分からない
- 新人がどれだけ理解しているのかを把握することが出来ない
- そもそもコミュニケーション能力が欠如している
教え方が下手くそでも、先輩社員に従わないといけないですし、指示された業務はこなしていかないといけません。
ただ教え方が下手くそで全く理解できないのに関わらず「一回教えたでしょ」と言って、次のステップに無理やり進もうとしたり、「もう一回教えてほしい」と言えばため息をついて面倒くさそうに説明されたりすると、もうその人にはついていけなくなってしまいます。
このような場合、社内であまり役に立っていない人間、時間が余っていそうな人間を教育係として立てている場合もあります。
新人教育とは会社の将来を左右する重要なもの。
それを人間的にも能力的にも劣っているような社員に任せている会社であること自体が、新人を育てる意識が低いと言っていいでしょう。
放置プレイをされて、やることがない
もちろん会社の中でも信頼されている人が新人教育を担当する事も多くあります。
その場合でよくあるのが、その教育係があまりにも業務を抱えすぎて多忙であるパターンです。
人手不足で仕事が回らないような職場でよく見る光景ですね。
日々の業務をこなしながらも新人教育をしていかないといけないのですが、どうしても通常業務が優先になるため、新人教育がおろそかになってしまう場合が多々あります。
新人社員も忙しいという事が分かっているため声を掛けにくく、指示されたことが終わっても放置されるという事が少なくありません。
ただ何もすることがなく1日を過ごさないといけないことは相当の苦痛です。
それが何日も何日も続くとさすがに精神的に参ってきますし、仕事にいくこと自体が辛くなってきてしまい、それに耐えることができない新人が出てきてしまうことになります。
教育スケジュール・業務マニュアルがない
新人を育てるのが下手くそな会社の特徴でよくあるのがこの2つ。
- 教育スケジュールがいきあたりばったり
- 業務マニュアルがない
常にいきあたりばったりで、その日の朝礼が終わった後に上司が
今日は何をしようかねえ?
なんて言ってくる場合があったりします。
「いや、何をしようかねえじゃなくて、ちゃんと考えておいて下さい!」
と思うのも当然ですよね。
こんな職場では毎日毎日いきあたりばったりで仕事をさせられますが、仕事の流れや全体像さえも教えてもらってないため、全く業務の流れが理解できません。
どんどん時間だけが流れてってしまい、研修期間が終わっても何も身についていない場合もあったりします。
そのような会社は業務マニュアルも作成されていない場合も多く、自分でわからないところを調べようにも調べようがない場合も少なくないのです。
本人に責任がある場合もある
これまでは会社の責任という面にスポットを当ててきましたが、新入社員本人に問題があるということも少なからずあります。
もし自分自身に問題がある場合、どれだけ自分が希望していた会社や仕事であってもそこで長続きしない可能性もありますので、できる限り初期の段階でその原因を取り除いていくことが重要です。
入社初期の段階で反感を買ってしまった
よくあるケースが入社して間もない頃に会社に対する何らかの批判をしてしまい、他の社員の反感を買ってしまうケースです。
たとえば会社で使っていたパソコン環境を見て、
まだこんな古いシステム使ってんスカ?
と口を滑らせてしまったり、
同じ会社の工場見学をした際に
ここで底辺を支えてるんですね
とうっかり言っちゃったり、
上司が仕事を教えてくれているのに、
うんうん、うんうん、なるほどね
なんてタメ口をきいたり…。
身に覚えがある人ももしかしたらいるかもしれません。
どれだけ実力があったとしてもそんな新人にまともに仕事を教えようとする聖人のような人間はそれほど多くはいません。
面接時にビッグマウスだった
また採用面接で自分の実力を現実以上にアピールしてしまい、失敗するというケースも少なくありません。
会社としては「この人だったらできる」と思って採用したにも関わらず、イザ入社してみたら思っていた以上に仕事のレベルが高く、到底力が及ばないというような場合です。
特に小さな企業で多く起こるケースですが、そのような場合は即戦力として採用される場合がほとんどのため、研修はそこそこにいきなり実践ということも少なくありません。
会社としても業務が忙しいため一から教えてもらうという事は難しいため、社員からもそっぽを向かれ、退職に追い込まれてしまうということになることもあります。
あまりにも面接時に自分を現実以上にアピールしすぎると入社後に失敗することもあるので注意が必要です。
新人を育てる気がない会社は危ない
ここまで新人が辞めていく会社の特徴と、辞めていく新人の特徴をお話してきました。
ただ全ての場合に会社に悪意がある訳ではないという事もわかったのではないかと思います。
新人が仕事が出来ないのは当然なので、会社としてはすぐに戦力となるとは思っていない場合も多いですし、ある程度の期間で成長してくれればいいと思っている場合も少なくありません。
また本人に何かしらの原因がある場合も本人の努力によって改善できる場合もあるでしょう。
問題なのは、会社自体に新人を育てる気がない場合です。
こういった会社は人を完全に使い捨てにしている会社である場合が非常に多いため、早期に自分がどうするかを考えないといけません。
そのような会社の特徴を解説していきますので、自分の会社に当てはめてみてください。
新人教育するつもりがない
あなたが勤める会社の社員を見て、若い社員が極端に少ない場合は気をつけた方がいいです。
こういった傾向が見えた場合、会社自体に新人教育をする気が全くない可能性があります。
若手が極端に少ないということは新入社員が定着していないということですので、その会社は何らかの問題を抱えているということがほとんどです。
新入社員が入っても新人が芋づる式に連鎖退職を起こし、離職率がめちゃくちゃ高くなっていて、会社に長年勤めている社員たちも新人に対して
どうせみんな辞めてくんだから教育したってムダ
というように思うようになっています。
そのため教え方も雑ですし、そもそも教えようとする気はさらさらありません。
それは教えてもらう立場であっても、その雰囲気で簡単に察知することができますので、もし相手からそのようなオーラを感じたのであれば、その会社で働くことは一考したほうがいいかもしれません。
新人を大切にしない会社
若い社員は将来会社を担っていく立場の存在ですので、企業は新人を大切にしないといけません。
それに離職率が高い企業は優秀な人が応募してくれませんので、企業の成長という観点から見てもマイナスです。
優秀な企業であればあるほど新人を大事にし、新人を育てることに力を注いでいます。
反面、新人を大切にしない会社、新人教育にまったく興味がない会社は発展もありませんし、人を使い捨ての駒のようにしか考えていないところも少なくありません。
そういった会社は長時間残業、重労働、求人内容と異なる仕事内容などが常態化しており「安い給料で働いてくれれば誰でもいい」という考えの経営者がいることが多くなります。
若い社員を大切にしない会社、新人を育てない職場は今後の発展も望めませんので、早いうちにおさらばしてもいいんじゃないでしょうか。
新人をつぶす上司
上司というのは、人を教育していかないといけない立場の存在です。
にも関わらずその責任をまったく果たそうとせず、自分の都合のいいように部下を扱う上司が多くいます。
ちょっとイライラしたらすぐに新人に当たり散らしてパワハラ、モラハラを行い、クレーム処理をするようにいきなり命令をしてきたり、お昼時間の電話対応を強要してきたり…。
上司の気分ひとつでイライラのはけ口にされたり、怒られるばかりの立場になるのって理不尽きわまりないですよね。
上司はその部署に責任を持たないといけないのに、嫌な事ばっかりを押し付けてきて仕事がイヤになってしまうというパターンも少なくありません。
このように自分の都合のいいようにしか新人を利用しない上司の元にいても潰されるのは目に見えていますので、早めにフェードアウトしていくのが正解です。
新人が育つのを恐れている
中には新人が育つのを嫌がっている社員もいたりします。
特に新人教育を担当する人間というのは新卒2年目の社員だったり、会社の中で大した仕事を与えられていない人間が担当するという事もあります。
そのような場合、
自分より仕事ができるようになったら俺の立場がなくなる
と思い、全力でその新人を潰し、そして周りに対しては「使えない新人を退職に追い込んだ」と武勇伝のように語ります。
自分のミスを新人のミスにしたり、ちょっとでも新人をミスをしようものなら大声でそれを追求したりとメンタル的な攻撃もしてきます。
また新人社員の中でもランク付けをして自分に従ってくれる人間を優遇したりと、明らかに他と差別をして苦しい立場に絶たせようとするのです。
もし不幸にもそんな無能な上司が教育係になってしまった場合は、その会社で頑張るよりももっとあなた自身を評価してくれる会社を探した方が幸せになれるでしょう。
新卒の場合の転職に対する考え方
ここまで話してきたように、新人社員がどんどん離職していく会社の傾向としては、
- 新人教育をする社員の能力不足
- 人手が少なく、仕事が回らないため、教育の時間がとれない
- マニュアル・教育制度が整っておらず、放置される事が増える
この辺りが大きくなっています。
ただ会社側としてはまったく悪意がない場合もあったりしますし、1年程度のスパンである程度一人前になってくれればいいという考えの会社が大半。
焦る気持は分かりますが、放置されているからといって焦る必要もありませんし、もう少し余裕をもって働くことが大事です。
もし転職したいという考えを持っていたとしても半年~1年は頑張ってみてください。
それくらい経てばあるていど周りが見れるようになってきているでしょうし、多少は戦力になっているでしょう。
ただ、会社や上司に悪意がある場合や、新人に対して使い捨てというような考えを持っているような会社であれば逆にその半年、1年がムダなものになってしまいかねません。
もしそれが明らかであるのであれば、仕事をしながら転職活動をすることをオススメします。
- パワハラ・モラハラ・無視
- 新人に対する差別的行動・発言
- 長時間の残業など求人内容と異なった業務
こういった環境で我慢して働くと、最悪、うつ病や適応障害になってしまう可能性もあります。
若い時に病気を一度発症してしまうとそれ以降も働いていく上でいろいろな障害が出てきてしまいます。
そうならないために一刻でも早く環境を変えていくことが重要です。
新卒の場合は第二新卒枠で簡単に転職できる
中には「新卒での転職は企業に悪い印象を与えてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、実際そんなことはありません。
なぜ転職をしようとしたのか、転職によって何を実現しようとしたのか、その理由さえしっかりと自分の中で整理されていれば、新卒での転職も難しいものではありません。
転職理由が前向きな姿勢であれば企業もそれを評価してくれますし、現在は第二新卒枠がありますので、そこまで転職に困ることはないでしょう。
社会経験をしてきているわけですので、無い内定組・既卒生に比べれば断然リードをしている立場ですので、そこは自信を持って大丈夫です。
転職を成功するために転職サービスを利用しよう
でも気をつけないといけないのが、逆に転職に失敗してしまうと、人間関係がギスギスで、労働環境も最悪の「ブラック企業」に転職してしまう可能性もあるということ。
どうやって転職をするかということが大きなポイントになってきますので、慎重な選択が必要になります。
転職に失敗しないためには転職エージェントを使った転職活動をするのがいいでしょう。
僕もこれまで何度か転職をしていますが、転職エージェントを活用して行った転職先は待遇もいいですし、何もかも納得できるものでした。
転職エージェントは転職のプロがその人の適正やキャリア、求める条件に最も適した仕事を紹介してくれるサービスで、完全無料で利用することができます。
また転職に至った経緯なども聞いてくれるため、紹介する企業とのミスマッチがありません。
そのため、満足度の高い転職ができるようになっています。
転職は会社を退職しないとできないように思う方もいらっしゃいますが、会社を辞めなくても転職活動はできますし、不安な方は今の仕事をしながら転職活動をして、条件や雰囲気を比較して決めればいいだけです。
すぐ転職しなくても登録だけしておいて、良い条件の求人があれば考える、といった使い方もできます。
転職エージェントでは定期的に企業訪問もしているため、企業の雰囲気や考え方も熟知しており、その情報ももらえますので、自分に合っているかどうかということが応募前に分かるというのがメリットです。
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それに今の会社にバレたりする事もありませんので、安心して利用をして下さい。
以下の記事で、第二新卒の方、入社したけどそこまで経験がない方にもおススメできる転職エージェントを紹介しています。
転職エージェントのメリットと利用の際のポイント
転職エージェントを使うメリットは以下のように数えきれないほどあります。
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- 現在の年収をベースにするため年収アップの可能性が高い
- 休日、残業時間、通勤時間など希望の条件で探してくれる
- 検索をする手間がなく、時間を有効に使い活動ができる
- 履歴書・職務経歴書の作成サポートもしてくれる
- アドバイザーの推薦状が付くため、書類選考が通過しやすい
- 面接日程の調整、年収交渉なども行ってくれる
「転職は絶対に失敗したくない!」
そう思っている方こそ転職エージェントに登録するべきです。
また転職に成功している人はいくつかの転職エージェントをかけもちしている人がほとんどです。
転職エージェントの実力は一般の転職サイトに掲載されていない「非公開求人」が何件あるか、そしてさらに大事なのがそのエージェントだけに企業が依頼をしている「独占案件」がいくつあるかによります。
この独占案件は各企業がもっとも信頼している一エージェントにしか出していない求人のため、条件がとてもいいです。
この独占案件の数が多ければ多いほど転職の成功にもつながりますので、余裕がある分だけは登録しておきたいです。
転職が初めての人は不安な点もあると思いますが、心配する事はありません。
転職エージェントは転職のプロですのでしっかりとあなたをサポートしてくれますし、今のあなたのキャリアで転職が成功するかどうかの判断もしてくれますので、成功する事はあっても失敗する事はありません。
転職に必要なのはとにかく「良い求人と出会う」事です。
これには運やタイミングもありますので、そういった機会を逃さないように登録だけでもしておくのがいいですよ。
正直なところ転職は年をとればとるほど面倒になってきますし、転職するなら若ければ若い方が有利になります。
悩んで歳を取るくらいなら、1歳でも若いうちに動いた方がいいですよ。
ぶっちゃけ転職は、希望の企業に出会う事ができるかどうか、その運を掴んでいけるかどうかで決まります。
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ただどんどん採用がされ、募集終了となっていくため、その会社に出会えるかどうかが勝負になりますので今すぐ動いた方がいいですよ。
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登録自体は5分もあればできてしまうのですから、まずは登録して、紹介求人を見て下さい。
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この5分で自分自身の将来が決まると思ってぜひアクションを起こして下さい!
まとめ:新人を育てる気があるのかないのか、早めの見極めが大切!
今回は新人が離職しやすい職場の特徴の解説をしてきました。
ただ、こういった会社の中には悪意がない会社も多く、ある程度の期間で成長してくれればいいという会社多くあるということは知っておいた方がいいでしょう。
ただ中には新人を育てる気がまったくないという企業もあります。
今回の記事の中ではそういった企業を区別する方法も紹介してきました。
もし自分が勤めている会社がそうであるとするならば、その会社で潰される前に自分自身の力を必要としてくれる会社を見つけた方が自分のためになります。
ただ転職を2回、3回と繰り返してしまうと企業の見る目もだんだんと厳しくなってきてしまうため、絶対に失敗しない転職をする事が重要になってきます。
転職エージェントを使えば転職失敗のリスクを限りなくなくすことができますので、そういった転職サービスを利用していきましょう。