- 会社の同僚全員に納得してもらって辞められる理由ってないのかな?
- 円満に退職できる退職理由が知りたい
- 上司を納得させて、トラブルなく会社を辞めたい
こんな悩みや質問にお答えします。
この記事を読めば、円満に退職したい時に会社にどのような退職理由を話せばいいのかがわかります。
会社を辞める人というのは、会社に対して不満を抱えて辞めるというのが大半じゃないでしょうか?
個人的には会社を辞める時が、唯一会社に対しての不満をぶつけることができる絶好の機会だと思っているので、本音を言って辞めるのも悪いことではないと思っています。
ただ会社に対してそこまで不満を抱えていない人であるなら、
「辞めるなら皆に納得してもらって辞めたい」
と思う人もいると思います。
また何らかの事情があって辞めるという人は、もしかしたらその会社に出戻りする可能性もあると思いますし、できれば戻ってきたいと思っている場合もあるでしょう。
そんな場合は逆に円満退社でないといけないでしょうし、出戻りした際に残っている同僚からのいじめにあったり、白い目で見られないようにしないといけません。
そこで今回は円満退社をしたい場合、どのように会社に話していったらいいかということについて解説をしていきます。
本音を言うと「裏切り者」というレッテルを貼られやすい
先ほどもお話しましたが、会社を辞める際の理由は人それぞれだと思います。
- 仕事が合わない
- 仕事がきつい
- 給料が安い
- 休みが少ない
- 残業時間が長すぎる
など様々な理由があると思います。
ただこのような理由を正直に話してしまうと、会社にとっての心証はまず悪くなりますし、また会社に残る同僚の立場としても、辞めていく人間に対して少なからず「裏切り者」というような思いを抱いても仕方がないと思います。
もうそこに絶対に戻ってこないというような場合であればいいかもしれませんが、出戻りの可能性があるかもしれないと思っていたり、もし転職に失敗した際に戻る場所を確保しておきたいと考えている場合は絶対に本音を言うのは封印しておかないといけません。
それなりに、もっともらしい理由を準備する必要があります。
本当の理由が通用するならそれを言うのがおすすめ
もし会社を辞めるそれなりの理由があるのであればそれを言うのが最善になるでしょう。
結婚や妊娠、夫の転勤による引っ越しなどの場合は、その理由をストレートに言えば、どんな会社であっても引き止めるのは難しいと考えるでしょうし、すんなりと辞めることができるんじゃないかと思います。
特に妊娠や転勤であれば物理的に働くのが難しくなってくるでしょうから、会社や上司も納得してもらうことができるでしょうし、他の社員に祝福されながら辞めていくことができるでしょう。
ただ気をつけないといけないのが会社によっては産休制度があるという事です。
制度利用を勧められて断れなくなってしまったりする可能性もありますので、出産後はしばらく育児に専念したいという意思を伝えるようにしないといけません。
ただこのような理由が通用するのは女性だけで、男性は結婚や出産を機に退職するというのが難しいのが現実ですし、もしそれを退職理由にしてしまうと逆に上司や同僚の反感を買ってしまったり、怪しまれたりする可能性があります。
男性の場合はこういった理由を作りにくいという現実があるのですが、一体どうしていったらいいでしょうか?
確実に会社や上司を納得させるためにはウソも必要
実際のところ、男性が確実に会社を円満退職するためにはある程度の嘘も必要になってきます。
嘘をついて退職するのは少し心が痛むかもしれませんが、円満に退職するためにはそれも必要なことです。
ただその嘘というのが、誰の耳にも真実のように聞こえ、かつバレにくいものでないといけません。
そこでここでは本当らしく聞こえ、バレにくい退職理由を紹介していきます。
親の介護
もし両親が遠方に住んでいる、親の事を会社や同僚が知らない、親が会社に連絡してくる可能性がない、という条件をクリアしているのであれば、親の介護を理由にするのが最も良い退職理由になります。
両親の歳がある程度いっていたり、両親のうちのどちらかが他界しているのであればさらに会社の理解を得られるはずです。
日本の少子高齢社会は現在進行形で社会問題にもなっており、テレビでも特集されていたりしますので、会社にも同僚にも納得されやすい理由といえます。
ただ、単に「親の介護」だけと伝えて、質問攻めにあってしまい辻つまが合わなくなってしまう場合もありますので、あらかじめストーリーをしっかりと組み立てておく必要はあります。
- 介護が必要なのは父親か母親か
- 介護が必要になった経緯
- 現在の要介護状況
- 長男がいる場合、長男が面倒をみない理由
上司の中には親の介護と言っても信用してこない、鋭い人間もいたりしますので、つっこまれてもうろたえることがないほどの、ストーリーだてをしてから話す必要があります。
また会社によっては「介護休業制度」の利用を勧められる場合があるということも注意点です。
これは通算93日までの期間、介護を理由とした休業を取得できる制度で、辞める前にまず利用を検討してみないかということを言われる可能性があります。
介護をする立場の人間にとっては知っていて当然の制度なので、これを知らないと上司が「あやしい」と思ってくる可能性があるので、このような制度があるということを知った上で、退職を決意したということを伝えるようにしましょう。
家族の病気
もう1つは家族、もしくは自分自身が病気になってしまい、しばらく治療に専念したいと思っているということを伝える方法です。
この場合は、会社の中で家族ぐるみの付き合いをしていない、会社と家族間のつながりがない、という条件が必要になります。
親の介護よりは多少説得感は小さくなってしまいますが、納得がされやすい退職理由になります。
ただここでポイントになってくるのが、家族全員に協力をしてもらわないといけないという点です。
奥さんや子供にも口を合わせてもらう必要があります。
会社と自宅の距離がそれほど離れておらず、生活の中でばったりと鉢合わせになる可能性がある場合は特に注意しないといけません。
また子供に嘘をつかせるという事にもなってしまいますし、小さな子どもの場合はうっかり口を滑らしてしまう可能性もありますので、できれば夫婦間だけの話にするのがいいでしょう。
上司も病名までは聞いてこないとは思いますが、もししつこく聞かれた場合にも対応できるようにそれなりの病名は考えておいた方がいいかもしれません。
自分自身の病気
結婚していない場合は自分自身が病気になって、無理ができなくなったという理由を伝えてもいいと思います。
- 突発性難聴
- 片側顔面痙攣
- 尺骨突き上げ症候群
どれも僕が実際に仕事やそのストレスが原因で発症した病気です。
仕事が原因で何らかの病気になってしまったという経験があったり、現在もその病気で苦しんでいるのであれば、それを伝えるのもいいと思います。
もしそういった病気になった事がなければ、上記のような病名を参考にして、それらしい病気を探していけばいいでしょう。
ただウソの病気の場合はある程度、病気についての知識を頭に入れておくことも忘れないようにして下さい。
会社側も口では「病気になったのは会社は関係ない」と言いますが、そうなった原因が会社にあるというのが分かっていますから、そこまで引き止めをするということはありません。
また自分自身の病気であり、実際にその病気になってしまったということであれば完全なウソではありませんので、気持ち的にも楽かもしれません。
まずは働きながら治療をしていきたい、ということを会社に伝えるようにしていきましょう。
ウソを突き通す決意が必要
会社に伝える理由が真実の理由であれば問題はありませんが、それがウソの理由であるならば、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それが「ウソを突き通す決意」です。
退職をすれば、その会社とは縁が切れると思っていっる方も多いと思いますが、実際の世の中というのはとても狭いものです。
ちょっと遊びにいった所でばったり出くわしたり、転職先の企業の取引先であったりすることもあります。
それに元いた会社の取引先の社員から人づてで伝わってウソがバレてしまうということもあったりします。
そんな時でもうまく言い逃れができるような言い訳をあらかじめ考えておく必要がありますし、会社の同僚には絶対にそれがウソであるという事を言ってはいけません。
それは在職中であっても、退職してからも同じです。
中には「もう時効だから言うんだけどさ~」なんて本当の事を言ってしまう人もいたりしますが、1人に話してしまうとあっという間にその話は伝わっていきます。
人生というものは何があるか全くわかりません。
もしかしたら転職した先でうまくやっていけなかったり、前の会社の方が良かったと思う場合もあったりします。
そういった時に「元いた会社に戻れるものなら戻りたい」と思うことだってあるでしょう。
そういった時に受け入れてもらいやすくするための策はあらかじめ準備しておかないといけません。
万が一出戻りになってしまった際に、それなりに納得してもらい、かつ受け入れてもらいやすくするためにも、生涯その嘘が嘘であるということは封印するようにしましょう。
それでも退職させてもらえない会社もあります
今回紹介した理由であればほとんどの会社の場合は円満退職ができると思いますが、中にはそれでも
「絶対に退職はさせない」
「家に連絡を入れるからな」
「損害賠償請求したるでな」
というような脅迫めいた事を言ってくる会社もあったりします。
はっきり言ってこんな会社はいるだけ無駄ですし、自分の人生が損になるだけなので、すぐに縁を切るようにした方が得策です。
どうしても退職が難しいということであれば退職代行サービスを利用するという手があります。
退職代行サービスを使えば即日退職が可能となり、明日から会社に行かなくてもよくなります。
ただ退職代行サービスを利用はその会社との決別を意味しますので、二度とその会社に戻ることはできなくなりますので、その決意がなければ利用はしないでおきましょう。
まず転職先を見つけることが確実な退職につながります
もし今勤めている会社がどんな理由であっても退職をさせてくれないようなブラックな企業の場合は、まず転職エージェントに登録をして働きながら転職について考えてみることをオススメします。
これは焦ってしまって妥協した転職先に入社してしまうことを防ぐことにも繋がりますし、会社を辞める確固たる決意にも繋がっていきます。
転職先が決まっていないと不安が出てきてしまったり、諦めてしまったりしますが、転職先が決まっていれば、会社とどうとだって争うことが可能です。
このままいっても何の改善もみられないのですから、早めに自分にあった会社を探した方がいいですよ。
転職活動は会社に勤めながらでもできますので、働きながら転職先を見つけていけばいいだけです。
転職エージェントは転職のプロがその人の適正やキャリア、求める条件に最も適した仕事を紹介してくれ、完全無料で利用する事ができるサービスで、他にも転職エージェントでは以下のようなサービスも行っています。
- 転職相談
- 履歴書・職務経歴書の作成サポート
- 面接対策・模擬面接
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企業に応募する際は担当のコンサルタントが推薦状を付けてくれるので書類選考通過率も高く、転職サイト一本で活動している人より一歩も二歩も抜き出る事ができます。
紹介される求人も現在の収入をベースにしているため、大幅な年収アップの可能性も視野にいれる事が可能ですし、こういったサービスを全て完全無料で受けることができ、一切料金がかかるという事はありません。
利用したからといって最終的に転職エージェントから紹介された以外の企業に転職しても全く問題ないですし、利用をしなくても大丈夫です。
その際も料金は一切かかりませんので、安心して利用ができます。
以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェントを紹介しますので、参考にしてください。
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
こちらのランキングはある程度の経験がある方向けとなります。
既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
1位:doda(デューダ)
- 10万件以上の求人からアドバイザーが最適の企業を紹介してくれる
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「doda(デューダ)」は国内で最も実績のある転職エージェントです。
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求人の質と数、キャリアアドバイザーの質など、転職成功者の評価が高い、バランスのとれた転職エージェントがdodaです。
ストレスが溜まりやすい転職活動なので、アドバイザーの人間性などはとても大事。
もちろん全てのアドバイザーの質が高いとは言い切れませんが、実際に転職した利用者の満足度が高いのがdodaです。
また面接の質問の傾向なども教えてもらえるので、対策もしっかりした上で面接に臨むことができます。
dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
2位:パソナキャリア
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次に紹介するのは、dodaと並んで人気の転職エージェント「パソナキャリア 」です!
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パソナキャリアの最大の特徴は転職初心者に優しい点。
始めての転職だと不安や悩みが尽きないですが、親身になって対応してくれるので安心して転職活動を進めることができます。
また前職よりも年収アップした人が多いのもパソナキャリアの特徴です。
ハイクラス転職も狙えるので、「転職すると年収が下がる…」と不安を持っている人は一度登録してカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
40代の方も登録しやすい転職エージェントですので、年齢がネックで転職を躊躇してしまっている人にもオススメです。
dodaと一緒に登録しておけば、かなり幅広い求人を紹介してもらうことができますよ。
3位:JACリクルートメント
- ハイクラス転職、外資系転職に強い
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ある程度の社会人経験がある人であれば、これまでの知識や経験を活かせる求人と出会える可能性も高くなるでしょう。
「40歳を超えると転職が難しいから…」と転職に対して踏み出せない方も、一度登録して話だけでも聞いてみるといいかもしれませんね。
4位:リクナビNEXT(リクナビネクスト)
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「リクナビNEXT」は転職エージェントではなく、検索型の転職サイトです。
細かい条件で検索をすることができ、転職エージェントでは紹介されない案件もあるので、登録して情報収集にとても役立ちます。
転職エージェントと転職サイトの両方を上手に使いこなすことによって失敗しない転職成功率がアップ!
またリクナビNEXTに登録すると、あなたの強みを見つけることができる「グッドポイント診断」を受けることが可能です。
グッドポイント診断は30分ほどかかりますがかなり細かい分析がされますので、受けておくと面接の際の自己分析に役立ちます。
番外編:ミイダス
転職したいと思っていても「自分なんかが転職できるのかな?」と、転職に踏み出せない人も多いと思います。
そんな人にオススメしたいのが「ミイダス」です。
ミイダスの特徴は以下の通り。
- 今の自分の市場価値を可視化できる
- 企業から「面接確約オファー」を受け取れる
上記で特にオススメなのが、今の市場価値がどれだけかを計測する「市場価値診断」です。
30ほどの質問に答えるだけで現在のあなたの市場価値やそれに見合った年収がどの程度なのかがわかるようになっています。
現在の自分自身の市場価値を知ることによって、どんな企業とマッチングしやすいのかがわかるようになります。
簡単に診断できますので、転職するかどうか悩んでいる方も受けてみるといいですよ。
まとめ:上司や同僚、みんなに納得してもらうには嘘をつき通す決意が必要
今回は誰にも納得してもらえる退職理由、上司を納得させることができる確実な理由について解説をしてきました。
全ての人に納得してもらうためにはある程度の嘘も必要だということもお話してきましたが、その上で最も重要なことは「その嘘をつき通す決意」であるということもお伝えしました。
会社を辞める際についた嘘は、それを墓場まで持っていくことが円満退職の何よりも重要な点になっていきます。
どれだけ仲が良い同僚や上司がいたとしてもそれだけは言わないようにしていかないといけません。
円満退職をするためにはこの決意が必要不可欠になるということだけは忘れないようにしておいて下さい。