- パワハラを受けた時、ガマンした方がいいの?
- パワハラを受けた時、大事な考え方とは?
- パワハラが原因で転職を考える人へのアドバイス
会社を辞めたい理由でよくあるのが上司のパワハラ。
20代であっても30代であっても、転職理由の上位にランクインします。
会社に入って間もない頃、まだ仕事も覚えていない時期から、
「お前はゴミか?」
「こんなの小学生でも分かるぞ!」
「この給料泥棒が!」
「もう辞めちまえ!」
こんな暴言を吐いてくる上司がいます。
それも結構な怒鳴り口調で言ってくるので、言われた方はたまったもんじゃありません。
そんなに怒られた事がない人なんかは泣きたくなってくるんじゃないでしょうか。
しかも20代の時点で、その上司は30代から40代。
入社したての時は、上司が昇進したり、部署が変わったりすればすぐになくなるだろうと思ったりします。
でも意外と長く続く事も多くあり、30代になっても同じ上司に怒鳴られっぱなしっていう事もよくあるケースです。
「なんでこんな歳になってこんなにガミガミ怒られないといけないんだろう」
「でもあと数年がまんすれば何とかなるかな?」
なんていう考えが出てきます。
でもはっきり言います。
今まで続いてきたその関係は今後もずっと続きます。
その上司がある程度のポジションについたとしてもあなたを攻撃し、いいように扱ってくるでしょう。
そしてその人の言い分は、
「人間、年を取ると怒られなくなるからいいだろう。俺がお前を成長させているんだ」と。
本質はその逆で、あなたが人の成長を止めてしまっているんですが、それに気づかないのがパワハラ上司なんです。
でもパワハラされる側は本当につらいし、悩みもしますし、せっかく入った会社だけど辞めたいって思うようになってしまいます。
同僚に相談しても
- 今後のキャリアに傷がつくから転職はしない方がいいよ
- 3年頑張れば環境も変わってくるよ
とか適当な事を言いますが、はっきり言って彼らは上司のパワハラの盾となってくれる人間を手放したくないだけ。
上司のパワハラを受ける人間がいなくなったら、次は自分にその矢が向けられるかもしれないからです。
でも上司に訳のわからない怒られ方をしている人、恫喝のように怒鳴られる人、そしてそれが辛いという人、そして死にたいとまで思い込んでいる人。
そういった方に伝えたいのは、
今すぐ、勇気ある転職をしましょう
という事です。
今回は上司のパワハラに悩み、会社を辞めたい、職場を変えたいと思っている方に対する対策を紹介したいと思います。
今の会社に本当にいたいのかどうかが問題
パワハラをしてくる上司はいくつかのパターンがありますが、最もやっかいなのは、「自分の感情を抑える事ができず、ちょっとでも嫌な事があると感情にまかせて怒ってくる人」です。
こういう人間は一度スイッチが入るともう誰も止める事ができません。
延々とその説教を聞いていないといけないですし、一切の反論を許しません。
少しでも言い訳をしようとすると、さらに火に油を注いでしまう事になり、さらにヒートアップしてしまいます。
そして彼らの言い分はこうです。
「俺はお前を成長させたいと思って叱っとるんだ」
「俺がやっとるのはパワハラじゃない。指導だ」
「これだけお前の事を思っとるんやから辞めたら承知せんぞ」
などです。
よく、あおり運転をして逮捕される人がいますがその状況とよく似ています。
「俺が追い越し車線を走っていたのに、遅いスピードで前を走っていたアイツが悪い」
「遅い車は追い越し車線を走るなという事を分からせるためにやった」
と言い訳をし、自己正当化をします。
ドライブレコーダーが装備されていてもそうなんですから、本当に悪いと思っていないんでしょうね。
パワハラをする人も結局同じ事です。
どちらも感情的になり、自分を抑える事ができずに相手を攻撃する。
でも自分を守ろうと言い訳をする。
さらにやっかいなのはパワハラをする人間は本当にそれを良い事と真剣に思っているからなんです。
ちょっとした飲み会などで、
「アイツは物わかりが悪いから俺が分からせたった」
「アイツは使えん人間だからコンコンと説教したった」
「俺に怒られとるのはアイツを大事にしとるからや」
などと言ってきます。
そして怒られた方は結局ビクビクするようになって萎縮してしまったり、仕事の提案をしてもまたネチネチを嫌味やダメ出しをしてくるんじゃないかと悩んでしまって、思い切って仕事ができなくなってしまいます。
仕事や会社ってそれでいいんでしょうか?
「せっかく入った会社だし、迷惑もかけたくないから、もう少しがんばってみようかな…。」なんて考えているあなた、本当にそれでいいんですか?
実際の話として、転職する人の多くが人間関係が理由で転職をします。
責任感が強い人ほど、自分が失敗してしまったのは事実だからとか、会社に迷惑をかけられないとか、自分がいなくなったら後任の人が大変だとか、思ってしまいがちですが、そんな事は考える必要はありません。
充実した人生を送るために、思いっきりやりたい仕事をするために、今よりも幸せになるために生きていく事が重要なんじゃないでしょうか。
もちろん辞めるときにはかなりのパワーが必要になります。
その上司からも色々言われるかもしれませんし、甘い言葉で慰留してくるかもしれません。
それで本当に、本当に改善がされるのであれば、今の会社で頑張った方がいいでしょう。
でも冷静になって考えてどちらがいいのかを考えてみて、今の環境から脱出したいと思ったら早めに準備をするのが良いと思います。
パワハラが原因なら、さっさと転職をしてしまうのが幸せへの近道!
会社に入ってそれほどたっていない時期の転職というのは、やはり勇気がいる事です。
でも逆に考えれば若い時のどれだけでもやり直しがきくという事も知っておいてください。
50歳になってからの転職もできない事はありませんが、かなり厳しいです。
でも20代ならどれだけでもやり直しができます。
私の同僚で20代で5回も転職をしたという強者がいますが、それでも今は立派な社会人として働いています。
5回というのはかなり極端ですが、自分にあった職場を探すのに20代というのは一番良い世代です。
今後は70歳まで働かないといけないような社会が来るかもしれませんが、30歳までに納得いく職場が見つかれば、そこでまだ50年以上活躍することができます。
その残りの期間をどうやって生きていくかはあなたが決める事です。
重要なのはあなたがどう感じて、これからどうしたいのか?という事じゃないでしょうか。
誰もあなたの転職を止める権利はないですし、文句を言う権利もありません。
よくしてくる同僚、上司には一時的には迷惑をかけてしまうかもしれませんが、でも会社という組織は一人や二人欠けたとしても普通に回っていく組織なんです。
まずは自分の事だけを考えて、うつ病や精神的に病んでしまう前に自分にあった仕事をみつけましょう。
転職サービスのカウンセリングを受けるのもオススメ
転職に関してですが、今は無料で転職の事を相談できる転職エージェントがたくさんあるので、登録してみてカウンセリングを受けてみるのがいいでしょう。
カウンセリングと聞くと「心療内科みたいで何か抵抗感がある」と思う人もいるかもしれませんが、実際に受けた経験のある僕から言わせてもらえば、それはただのイメージということ。
実際は普通に会話をして相談をするというもので、既に多くの方がカウンセリングを受けているので、なんら心配する事はありません。
若い方だと転職エージェントをご存知でない方もいるかもしれません。
転職エージェントは人材を求める企業と転職したいと思っている人をつなげる仲介業者で転職しようとしている人は全てのサービスを無料で利用する事ができます。
登録後に転職エージェントのコンサルタントとキャリア面談を行い、自分自身のキャリアアップにつながる求人を紹介してくれますし、転職について分からない事があれば教えてくれますし、アドバイスもしてくれます。
求人紹介以外にも転職相談、模擬面接などもしてくれます。
転職エージェントは転職に関する知識が豊富なので、求める企業の条件などを伝えればそれにマッチする求人を紹介してくれますし、会社の雰囲気なども分かる範囲で教えてくれます。
面談の際に、転職しようと思った理由を伝えれば、社風にもマッチするような求人を紹介してくれますし、そもそもブラック企業の求人自体がありませんので、安心して転職活動をすることが可能ですよ。
助かるのは、履歴書や職務経歴書の書き方などもアドバイスしてくれる事で、それほど経験がない場合でも、想像以上にアピール力のある書類を作れるはずです。
全て無料で利用することができ、それでいて親身になってあなたの転職をサポートしてくれるので、転職をしたいと思っている方は転職エージェントを利用するのが一番の近道でしょう。
転職エージェントを使えば、転職のプロがカウンセリングをしてくれ、あなたに最も合った仕事を紹介してくれますので、失敗しない転職を実現していくことができますよ!
以下の「社畜からの脱出のための転職エージェント・転職サイトはこの3つ」僕が実際に利用した、オススメできる転職エージェントのまとめ記事がありますので、こちらを参考にしてみて下さい。
パワハラはガマンするより、自分の心の声に従う事が大事
これまで我慢してきたからもうちょっと我慢できるんじゃないか、と思いがちですが、そういう考えだといつか限界が来て、うつ病になったり、適応障害になったりして意に反して休職しないといけなくなったり、退職しないといけなくなったりします。
あなたがどれだけ会社に貢献していたとしても「病気になった事と会社は関係ない」というスタンスをとるのが普通です。
会社と戦う事も不可能ではないですが、今あなたが会社で受けている苦痛や精神的なストレスと同じくらい大変な労力が必要になるので、あまりおすすめはできません。
それよりも、自分の限界を知っているのは自分でしかないですし、自分を守れるのも自分でしかありませんので、限界になる前にその環境から脱出できるようにしておきましょう。
まずは素直に自分自身の心の声に耳を傾けて、本当に自分自身が求めているものが何かを見つけていってください。