- 退職が決まったものの、気まずく会社に行きたくない
- 退職が決まった途端に同僚の態度が急変した
- できれば退職日まで欠勤したい
退職が決定したのはいいけれども、なんとなく周りの雰囲気が冷たくなってしまって、会社に行き辛くなってしまって悩んでいる方も多くいらっしゃるでしょう。
中には態度が急変してしまって、あなたに対して攻撃的になる人もいるかもしれません。
そんな人に伝えたいのは、
それは仕方がないという事です。
「これまで一緒に仕事をしてきたんだから、最後は手を振って見送ってほしい」
と甘い考えを持っている方もいるでしょう。
しかし、会社を辞める人に対して、そんな考えを持つのは簡単ではありません。
同僚の中には、あなたが会社を辞めるに至った理由を理解している人がいる場合もあります。
頭でそれを理解していたとしても、気持ちの中では「裏切り者」というような気持ちが出てきてしまい、それが態度に現れてしまう場合もあるでしょう。
会社を辞めると決めたわけですから、そこはあなた自身も理解をしてあげる必要があります。
とは言っても、退職までの期間は辞めていく人にとっては相当つらいものです。
それでこの記事では、少しでも退職日までを精神的に楽に過ごせる方法を紹介したいと思います。
仕事に打ち込む
退職が決まって、周りの人があなたに対して冷たくなるというのはある意味当然の事です。
あなたも逆の立場に立ってみると、その人に対してはやはり冷たくあしらってしまう可能性もありますよね。
そんな状況であなたができる事は、最後まで仕事に打ち込む事ではないでしょうか。
会社を辞めていく人でよくあるのが、退職が決まった瞬間に仕事に対するやる気を一気になくしてしまう事です。
問題が起きたとしても知らんぷり、同僚が困っているのに「オレはもう関係ないから」と言って、完全にお客様状態になってしまう人がいます。
そんな対応をしていれば、同僚がより冷たくなったり、気まずい雰囲気になったりするのも当然ですよね。
退職が決まった人は、それまで以上に仕事に打ち込むようにして、その姿を同僚に見せるようにしましょう。
問題が起きた際はこうやって対処したらいいよとか、この業務はこうやって進めると効率がいいよ、とかこれまであなたがその仕事をやってきて培ったノウハウを惜しみなく同僚に伝えるようにしてあげてください。
そうする事を続けていけば周りのあなたに対する見方も変わってきて、最後にはありがとうと言われるようになるはずです。
仕事がない場合は引き継ぎマニュアルを作ろう
中には引き継ぎが完全に終わってしまってやることがない、というような人もいるかもしれません。
そのような場合は、「引き継ぎマニュアル」を作ってみてはいかがでしょうか。
引き継ぎが終わっているといっても、基本的な業務の説明に終わってしまう事も少なくありません。
ただ実際に業務をしていくと、その時々に問題が発生するようになります。
システムのトラブル、顧客からのクレームなどがあると思いますが、これまでの業務を思い出してそういった際のトラブルにどのように対応したかというトラブルマニュアルを作ってあげて下さい。
それが会社にとって有益なものになっていくはずです。
休憩時間は同僚といる必要はありません
それまで休憩時間中は同僚とおしゃべりをしていたという人も多いと思います。
それが気まずいというのであれば、休憩時間を一人で過ごすようにしてみてはいかがでしょうか。
どの道、あと数ヶ月でその会社と別れていくわけですから、人間関係を作る必要もありません。
スマホゲームをするのもいいですし、本を持参して読書をするのもいいでしょう。
同僚の陰口や視線が気になるのなら、ちょっと会社から外出して近くの公園に散歩にしにいったり、気分を変えて外でランチを食べたりして、気分をリフレッシュしてみてはどうでしょうか。
退職が決まった人は退職日まで同僚と仲良くしたいと思うのかもしれませんが、そんな考えは捨てて「退職日まではめんどくさい人間関係は忘れて一人でゆっくりしよう」というような気持ちに切り替えていった方が気持ち的に楽に過ごせますよ。
余計な残業はしない
残業が当然というような会社だと、退職が決まっても残業をしていく人がいますが、周りの人から見れば印象は良くありません。
「どうせ辞めていく人間は、早く帰ってほしい」
というように思われる場合も少なくありません。
退職が決まったのであれば残業は最低限のものにしてさっさと退社するのがオススメです。
あなたが退社した後は、同僚達のあなたに対する悪口タイムになるかもしれませんが、それは仕方がない事です。
残業しても悪く思われる、残業しなくても悪口を言われる。
どちらにしてもあなたに対する悪いイメージは変わらないのなら、あえて居心地の悪い会社で残業する必要はありませんよ。
せめて早く帰って悪口を言わせてあげて、気持ちの発散をさせてあげてください。
有給休暇が残っている場合は、有給休暇を利用しよう
もし有給休暇の消化をしていないのであれば、積極的に有給休暇は利用しましょう。
有給休暇は法律(労働基準法)によって保証されていますので、会社が「有給は使わせない」「有給は使えない」と言ったとしても、それは通用しません。
ただ有給の申し出をしなかった場合は有給を与える必要はなくなってしまいます。
ですので、必ず有給の申請をして休むようにして下さい。
あえて有給の権利を従業員に言わないという会社も少なくありませんので、あなたの方から申請をするようにしましょう。
退職日を基準にして、残っている有給日数分を逆算していき、有給が適用されなくなる日を最終出社日とすれば、辛い期間が大分と減ってくるのではないかと思います。
ただ引き継ぎだけはしておくのが社会人としての常識ですので、そこだけは会社に迷惑をかけないようにしましょう。
欠勤したい場合は上司と相談して最終出社日も決めましょう
どうしても会社に行きたくないという場合は、給料はもらえなくなってしまいますが、欠勤をするという方法はあります。
どうしても会社が辛いという場合は会社を欠勤する事も不可能ではありません。
ただ一日ごとに会社に連絡をして、欠勤したいという事を伝える事も精神的には相当きついと思います。
ここは上司に話してみて、以下を伝えてみましょう。
- 引き継ぎが終わり、するべき仕事がないので、○日以降は欠勤したい
- 欠勤日は無給で問題ない
- 最終出社日を○日とさせてもらいたい
ポイントは「全ての引き継ぎが終わっている」「するべき仕事がない」という2点。
社員が辞める時に会社が気にするのは、その人がいなくなった時に会社がうまく回っていくかどうかという一点の場合がほとんどです。
既に引き継ぎが終わっているのであれば、会社としても余計な出費が少なくなるため、欠勤が認められるという事もあります。
注意する点は、「精神的に辛い」という事は言わない方がいいという事です。
ここで精神的な内容を出してしまうと、「子供じゃないんだから」と受け取ってもらえない可能性が高くなります。
言い出すのはかなり勇気が必要ですが、本当に辛い時はこんな方法もあるという事を覚えておきましょう。
まとめ:辛い場合は会社での過ごし方を変えてみよう。どうしても辛いなら欠勤も考えてみましょう
今回は退職日までの期間が辛いという方の対処法を解説してきました。
実際、退職をする人に対しての風当たりというものはやはり厳しいものがあります。
ただ会社での過ごし方によって、多少なりともそれを和らげる方法はありますので、今回紹介した方法などをうまく利用して退職日まで過ごしていって下さい。
どうしても辛い、苦しいという場合は有給休暇や欠勤という方法を使う手もあります。
我慢しすぎるのも良くありませんので、「もう限界!」という場合は欠勤という手も考えてみてはいかがでしょうか。