そんな悩みにお答えします。
- 面接での話し方のコツ
- 面接力を上げるための方法
- 面接通過率を上げるためのテクニック
この記事を読まれている方は面接がなかなかうまくいかずに悩んでいる方が多いんじゃないでしょうか?
「書類選考は通るのに、一次面接から二次面接に進むことができない」
「面接が上手くいったと思ったのに、結果は選考落ち…。」
このように面接が思ったようにいかずに悩んでいる方というのは多いんじゃないでしょうか。
世の中には実力があるにも関わらず、少し面接が苦手なだけで就職や転職ができずに悩んでいる方が沢山いらっしゃいます。
そこでこの記事ではそのような方に向けて、
- 面接での話し方のコツ
- 面接で相手にウケる話の内容
- 印象を良くするためのテクニック
をお話していきます。
僕は何十回と面接を受け、そして現在は面接をする立場で働いていますので、どちらの立場も理解することが可能です。
なかなか面接から次のステージに進むことができない方には参考になる内容が多いはずですので、ぜひ最後までお読み下さい。
面接の話し方のポイント9つ!
まず最初に面接の話し方のポイントのまとめをしていきます。
- 挨拶はしっかりしよう
- 常に笑顔で話そう!
- 相手の目を見て話そう
- 自己紹介は1分ぐらいでまとめ、語りすぎない!
- エピソードを複数準備しておこう
- ウソはつかない!
- ネガティブな話をしてもOK!でもその後が重要
- ゆっくり話すことを心がけよう
- 面接は終盤が重要!
たくさんありますがどれも大切なことばかりなので、しっかりと覚えていって下さい。
それでは順番に解説していきますね。
挨拶はしっかりしよう!
面接でまず大事になるのは挨拶です。
挨拶をしっかりできる人とできない人とでは全く面接全体の印象が異なってきます。
ある意味、面接の中でもかなり大きなポイントになるのでしっかり挨拶はできるようにしておきましょう。
ここで注意しておきたいのは「挨拶は自分からする」ということです。
面接室で面接官から「こんにちは」「はじめまして」と言われてそれに答えるのは挨拶ではなく「返事」でしかありません。
面接官が面接室に入ってきたその瞬間にイスから立った状態で、
「はじめまして、○○○と申します」
「こんにちは、○○○です。本日はよろしくお願いします」
と言うようにしましょう!
僕は今は面接する立場の側にいますが、正直これができている人というのは1割にも満たないです。
だからこそ、自分から挨拶ができる人というのは一目置かれますし、その時点で他の候補者よりも一歩も二歩もリードすることができるというわけです。
挨拶は面接官が面接室に入ってきた瞬間に、立った状態でこちらから挨拶をしましょう。
面接官を待っている間も立った状態で待機するのがオススメ。
常に笑顔で話そう
これは面接官が面接中に何を考えているか、という点にもつながる内容です。
面接官によっても違ってくるかもしれませんが、少なくとも僕は
「この人が会社に入って、他の社員とうまくやっていけるかな…」
ということを良く考えます。
恐らく面接官であれば、この点に関しては少なからず考えるんじゃないでしょうか。
その際、相手の表情が自信なさげだったり、相手を睨むような表情をしている場合、面接官としては不安になるのは当然です。
どれだけ実力があったとしても、それ以上に協調性や和というものを重要視しているのが日本社会であり会社。
それを判断するためのポイントとなるのが面接を受けている人の表情だったりするんです。
常に柔らかい表情をしている人はそれだけで評価も上がりますし、人を睨むような目つきをしていたり口がへの字になっていたりすると
「ちょっとウチには合わないんじゃないかな?」
と思ったりもします。
この「笑顔」に関しては、面接を受ける人が思っている以上に、面接官が重視している部分である場合も多いですよ!
面接中は常に笑顔で話すようにしよう!
目は少し細めるような感じ、口元は口角を少しあげるような感じを意識していきましょう。
相手の目を見て話そう
そして相手の目を見て話すことも重要なことです。
これも面接官が受ける印象に大きく関わってきます。
心理学でも「相手の目を見て話すことは相手に良い印象を与えることができる」と言われています。
この点は30分~1時間という短い時間の中で印象を作るのに大きく影響してくるポイントになります。
視線を合わせなかったりする人は、
- 何か問題があるんじゃないか?
- 自分に自信がないのかな?
と思われたり、そもそも印象自体が悪くなったりする事も多くあります。
中にはどうしても目を合わせるのが苦手という人もいるかもしれません。
そんな時は相手の両目と鼻の間をみたり、相手の顔の前の空間をぼんやりと見たりする感じで意識するといいですよ。
相手の目を見ることは大事!
どうしても難しい場合は、相手の目と目の間を見たり、顔の前の空間をぼんやりと見るような感じをイメージしよう。
自己紹介は1分ぐらいでまとめ、語りすぎない!
ここまでは「第一印象」に関連する部分が多かったですが、ここからはいよいよ面接の中での話の内容の部分になります。
面接の中でまず聞かれるのが「自己紹介」についてです。
ここで失敗している人もかなり多いので、しっかり学んでいきましょう。
転職での面接の際「自己紹介をして下さい」と言って意外と多いのが、
普通にこれまでの経歴やを長々としてくる人。
就職時・転職時の面接で面接官はそんな事を聞きたいんじゃありません!
そこで聞きたいのは
- どんな事をしてきたのか、これまでの経験
- その中で培ってきた強みは何か?
- この会社に入って何をしてくれるのか?
こういったこと!
転職であればこれまでの社会経験の中で、就職の面接であれば大学生活の中で培ってきた事を面接官は聞きたがっているという事を念頭に置きましょう。
そして大事になるのは、自己紹介で語りきらないこと!
この点はかなり重要です。
ポイントは次のエピソードトーク(体験談)にどうやってつなげていくか。
そのために大事なのが面接官が興味をもつような話をちょっとだけすること。
例えば、
始めまして○○です。
(中略)
私の強みは目標に対して最後まで諦めない事です。
前職では○○という難しい案件もありましたが、△△という提案して、目標の110%の売上を達成することができました。
これくらいの内容をさらっと入れておくことがポイント。
そうすると必ずと言っていいほど、面接官は
「そこのところもうちょっと詳しく教えてくれる?」
と聞いてくるはずです。
話というものは一人で話していくよりも相手とのやりとりの中でより盛り上がっていくもの。
自分一人で話が完結する自己紹介で語り切るのではなく、エピソードトークにつなげていけるような自己紹介をしていくように心がけましょう。
ちなみに話す内容は1分程度の文章を準備しておけば大丈夫です。
「ちょっと短いかな?」と思うかもしれませんが、実際に話すと意外と時間かかるものですよ。
自己紹介は簡潔に要点だけを説明するようにしましょう。
重要なのはエピソードトークにつなげるための「自分の強み」を盛り込んでおくこと!
エピソードを複数準備しておこう
自己紹介の後に面接官の方から、
「その話もうちょっと聞かせてくれる?」
「その辺り、もう少し具体的に教えてほしい」
というようなニュアンスの事を言われた場合、面接は順調に進んでいると思ってOKです!
それはかなり相手があなたに対しての興味を持っているということ。
次のエピソードトークさえ上手くいけば、一次面接突破はそんなに難しいことじゃなくなります。
ここでは例としてコーヒーの営業の仕事をしていた人のエピソードトークを紹介してみましょう。
私が店長となって心がけてきたことは、「必ず予算を達成する」ということです。
月初に予算を合わせ一日ごとの売上計画書を作成し、達成できなさそうな場合はチームで話し合いをして企画を立案、実行しておりました。
具体的には新規の顧客を獲得するためにオフィスへのコーヒー配達サービスを企画し、チーム全体で数字を明確にして営業を行っていき、目標を達成することができました。
エピソードトークのポイントとなるのは、「壁」を乗り越えたストーリーであること。
困難に立ち向かい、改善案を出して実行して解決をしたという流れを作りましょう。
さらにエピソードトークで重要なのは、面接官が
「この内容はうちの会社でも再現できそうだ」
と思ってくれるかどうかです。
上記は営業職採用時のエピソードトーク。
人事の採用募集なのに、上記のような営業のエピソードを話しても面接官に響くことはありません。
このように、応募する会社や業務内容あったエピソードトークを準備していくことが面接では重要になっていきます。
そして話が盛り上がり、相手がより興味を持ってくれると、
「他にはないの?」
と必ず聞かれます。
2つ、3つのエピソードを面接官が求めてくるその理由は
「そのエピソードがたった1回のものなのか、そうでないのか?」を確かめるためです。
たった1回の成功体験だけで面接を突破するのは難しいですので、もう1つ2つほどエピソードトークは準備しておきましょう。
ただここまでこれば大きな失敗さえしなければ、一次面接はほぼクリアと思って間違いありません。
あとはしっかり最後まで良い印象を残していけるよう気を抜かないようにしていくだけです。
エピソードトークは採用内容と接点のある内容のものを準備。
必ず2~3つのエピソードトークを準備しておくこと。
ウソはつかない!
面接をしている立場の人間としてもったいないなと思うのは、面接の際に自分と取り繕うとして、本当ではない内容を話す人。
特に転職エージェント経由で応募してくる人が気をつけてほしいのは
- なぜ転職しようとしているか
- どうして前職を退職したのか
こういった情報は企業の方にしっかりと伝わっているということ。
前職を退職した原因が「上司からのパワハラに近いいやがらせ」だったりした場合もあるでしょう。
その際に「転職のきっかけは?」と聞いた際に、その話を全くすることもなく、
「キャリアアップのためです」
というような話しかされないと、一気にその人への信用度は下がってしまいます。
またウソをついている人というのは
- どことなくソワソワしている
- 突っ込むと答えられなくなる
- 目が泳いでいる
といった特徴があります。
面接官は何百人もの人と面接をしてきているわけですから、ウソをついているかどうかという事はある程度見抜くことができるんです。
それに話の整合性なども考えながら面接をしていますので、ちょっとでも怪しい部分があれば、その時点で面接が終了してしまいます。
今のあなたができることは何か、出来ないことは何か?
特に上記は業務遂行に関わってくる内容ですので、この辺りは正直に話していくようにしましょう。
ネガティブな話をしてもOK!でもその後が重要
そのような話をすると「ネガティブな話をしても大丈夫?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
面接対策の書籍などでは「ネガティブな話はしない方がいい」と書かれていたりします。
この答えですが、実際に面接をしている立場の僕からすれば、
全く問題ありません!
当たり障りのない話ばかりをする人よりも、むしろ正直な話をしてくれる方がよほど好感が持てます。
ただ大事なのは、ネガティブな話だけで終わらないこと。
例えば、
あなたの短所は何ですか?
という質問がされた場合、
私の短所は頑固な部分で、ついつい自分の考えを相手にぶつけてしまうことです。
と、これだけ答えるのか。
もしくは
私の短所は頑固になってついつい自分の考えを相手にぶつけてしまうことです。
ただある時意見を聞かずに孤立してしまった経験があり、それから他の人の意見にも耳を傾けるようになり、人間関係も円滑になりました。
自分の意見を強く持つことも重要ですが、他人の意見にも耳を傾けながら業務を遂行していきたいと考えています。
と、話していくのとどちらが好印象になるでしょうか?
このように話をどうやって組立てるかで、相手の印象は全く違うものとなっていきます。
心理学では「親近効果」と言われている内容があるのを知ってますか?
親近効果とは「最後に与えられた情報でその人の印象が決定されやすいという心理効果」のことです。
ネガティブな情報を伝えた後にポジティブな内容を盛り込むだけで相手への印象は大きく変わりますので、ぜひ取り入れていって下さい。
ゆっくり話すことを心がけよう
面接では緊張してしまい、ついつい早口になることも多くあります。
早口になると、あまり良い印象が相手に伝わらないことが多く、
- 耐性がない人
- 落ち着かない人
- 能力を発揮できない人
というような印象を与えてしまいます。
どうしても緊張してしまう点はあると思いますが、話す内容の準備さえしておけばそこまで緊張することはありません。
- 自己紹介
- 志望動機
- エピソードトーク
- 逆質問
この辺りをしっかりとまとめ、何も見ずに話せるようになるくらい練習していきましょう。
自分でも信じられないくらい緊張感が和らぎ、落ち着いて話ができるようになりますよ。
面接は終盤が重要!
面接のポイントとして最後にお伝えしたいのがこの点!
実際面接をしていているんですが、面接の後半になってくると緊張も解けてきます。
そのような場面では、良い意味でも悪い意味でもその人の素の姿が出てくるものです。
- ちょっとした話し方のクセ
- 座り方が横柄な感じになる
- 貧乏ゆすりをしたりする
その辺りを面接官は見逃しません。
実際僕が面接をした人でそういった方が何人もいます。
面接官から見て「あれさえなければなあ…。」という方は結構いらっしゃいますので、その辺りは気をつけていきましょう。
面接の通過率を上げるためのとっておきテクニック
ここで実際の業務で面接官をしている僕から、面接の通過率を上げるためのとっておきテクニックをお伝えします。
それが面接の終わりの一言です!
これは僕が実際に面接をしている際にいた人なのですが、面接の終わりにこちらが
「本日の面接は以上です。本日はありがとうございました」
と伝えると、その方は以下のような事を伝えてくれたんです。
こちらこそ本日はお忙しい中貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
本日、○○様と○○様と面接を受け、また社内を見させていただいて、その雰囲気がとても良く、ここでぜひ働かせていただきたいと感じました。
ご縁があれば○○様や○○様のような方にお世話になりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
と深々と頭を下げてくれました。
面接官の立場からしても、このような事を話してくる応募者というのはほとんどいません。
ほとんどの人はこのような熱意を伝えることはありません。
そのため面接面接官に対して、とても強いインパクトを与えることができます。
実際の選考の際、他の応募者と同じレベルであれば間違いなく印象的な人が選ばれるでしょう。
たとえ多少能力や経験値が他の応募者よりも下であったとしても、大きな差でないならそちらを選ぶ可能性だってあります。
転職・就職時の面接力を高めるための方法
今回の記事では面接での話し方のコツについて解説してきました。
ただ、ここで覚えておいてほしいのは、
何の練習なしに、面接力が向上することはないということ。
一発勝負で面接に臨んだとしても玉砕されるのは目に見えていますので、無謀なことはやめましょう。
面接力を高めるために僕が効果的だと思う方法は以下の2つです。
- ノートに書いて何度も音読する
- 転職エージェント・就活エージェントの面接対策を利用
ノートに書いて何度も音読する
面接対策として効果があるのは、ノートに面接の回答を書いてそれを音読していくことです。
ベタな方法ではありますが、その効果はかなり高いと言えます。
中には頭の中で整理をするという人もいますが、そういった方というのは本番になるとうまく話せずに終わってしまうという事も多くあります。
しっかりと話をするためには必ずノートに文章を書いて、それを覚えていくようにした方がいいでしょう。
これができるだけでもかなり落ち着いて面接で話ができるようになるはずです。
転職エージェント・就活エージェントの面接対策を利用
転職エージェント・就活エージェントでは面接対策のサービスも充実しており、完全無料で面接対策をしてくれます。
- 履歴書などの書き方
- 面接時の服装や姿勢のチェック
- 模擬面接
転職エージェントによりますが、中には企業で実際に面接を受けるのと同じような雰囲気での模擬面接をしてくれる所もあります。
確実に面接力が向上していきますので、絶対に内定をもらいたいという企業があれば、ぜひ受けてみるといいでしょう。
また転職・就職エージェントでは実際に面接を受けた人にインタビューをし、実際にどんな質問が出たかを聞き、これから面接を受ける人にフィードバックもしてくれます。
自分一人では到底得ることができない情報やノウハウが詰まっていますので、ぜひ利用をしてみるといいでしょう。
【転職エージェント】
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
【就職エージェント】
- キャリアチケット
- 就職shop
【すぐ効果が出る】面接の話し方のコツと面接官の評価を上げるテクニック:まとめ
今回は「書類選考は通貨するのに、なかなか面接を突破できない」という方に向けて、面接での話し方のコツや評価を上げる小技を紹介してきました。
もう一度まとめてみますと以下の通りです。
- 挨拶はしっかりしよう
- 常に笑顔で話そう!
- 相手の目を見て話そう
- 自己紹介は1分ぐらいでまとめ、語りすぎない!
- エピソードを複数準備しておこう
- ウソはつかない!
- ネガティブな話をしてもOK!でもその後が重要
- ゆっくり話すことを心がけよう
- 面接は終盤が重要!
そしてとっておきのテクニックとして、面接の終わりにも当日のお礼と熱意を伝えるという事をお話してきました。
これだけを内容をしっかりと踏まえて面接に臨みさえすれば、面接突破率はこれまでに比べ2割も3割もアップしてくるはずです!
実際に僕がこれらのことを意識していき、面接突破率を上げていくことができましたので、ぜひ試してみて下さい。
また面接通過率を確実に上げて、希望の企業から内定をもらいという方は以下の転職エージェント・就活エージェントを利用してみましょう!