- 失業保険の求職活動の実績作りの方法が知りたい
- ハローワークの説明会での内容が分かりにくかった
そんな悩み、疑問にお答えします。
この記事を読めば、失業保険の求職活動の実績の作り方、何が活動実績となり、何が実績とならないかが分かります。
僕もこれまで失業保険(失業手当)の給付を受けた事がありますが、失業保険をもらうためには「求職活動実績」を作らないといけません。
一応ハローワークの説明会で話はされるのですが、さらっとしか説明がされないので結局のところ何をしたらいいのかがサッパリわかりません。
ハロワの説明は本当にわかりにくいです!
僕が行って実際に実績になったもの、ハローワークに確認をしたものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
求人への応募
確実に求職活動の実績として認められるのは何と言っても求人への応募です。
「これだ」と思った求人があれば積極的に応募しましょう。
例え求められるレベルが高く「絶対に書類選考通過しないだろうなー」と思うような求人であっても応募する事によって求職活動の実績なりますので、応募してみるだけ応募してみましょう。
もしかしたら書類選考が通過して、面接、就職への道が開けるかもしれませんよ。
・営業職希望なのに高度な機械の設計の仕事に応募する
・日常英会話もできないのに、ビジネス英語必須の仕事に応募する
など。
ハローワークや企業にも迷惑がかかってしまうためこういったカラ応募は控えてくださいね。
ハローワークでの応募
ハローワークでの応募は求人検索端末で気になる求人があればそれをプリントアウトして、職業相談のコーナーに行きます。
気になることがあれば職員に確認をして問題がなければ応募をします。
応募をしても、
- 既に採用が決まってしまった
- できれば女性を希望している
といった理由で応募自体を断られてしまう場合もありますが、それでも求職活動1回として認められます。
転職エージェントを通した応募
転職エージェントの場合は企業への応募(エントリー)をする事で求職活動1回として認められます。
転職エージェントを介した応募は「職業紹介事業者による職業相談、職業紹介」に該当しまうので、記入欄を間違えないようにしましょう。
以下はオススメの転職エージェントです。
登録がまだの人はぜひ登録しておきましょう。
転職サイトからの応募
転職サイトの場合も企業への応募をした時点で求職活動1回として認められます。
リクナビNEXTを利用するのがお手軽だと思います。
認定日前までに求職活動ができずに困っている際は、求人サイトから応募をして実績作りをする方法もあります。
ただあまり良い印象は持たれないので、今後は計画的に求職活動をするようにしましょう。
その他、求職活動実績になる例
他にも企業の応募であれば、以下のようなケースでも求職活動実績となります。
ただ無作為でハローワークから応募確認の電話をするケースもありますので、特に電話応募などの場合は必ず担当者の方の名前を確認しておくことも忘れないようにしましょう。
- 企業のHPに求人内容があったので履歴書を送った
- 知人から紹介された企業に履歴書を送った
- 新聞・タウン誌の求人を見て電話で応募をした
ハローワークでの職業相談・職業紹介
自分が求めている条件での募集が見つからない場合はハローワークで職業相談・職業紹介を受ければ求職活動1回として認められます。
手ぶらで訪れて求人検索をしてもらったり、セミナーの紹介を受け、実際に応募をしなくても実績となります。
気になるものがあれば応募や参加申し込みをすれば良いですし、時間も10分かからない程度です。
認定日に職業相談を受ければ、次回認定日までに必要な2回の求職活動実績の1回分としてカウントされますので、認定日はセットで職業相談をするのがオススメです。
転職エージェントの初回面談は活動実績になる?
「じゃあ、転職エージェントの面談も求職活動実績になるの?」
と思う方もいるでしょうけど、残念ながら転職エージェントとの面談は求職活動実績にはカウントされませんので気をつけましょう。
転職エージェントへの相談(電話・訪問)
ただし転職エージェントとの相談が求職活動実績としてカウントされるケースもあります。
それは「具体的な企業についての個別の質問や相談があった場合」です。
転職エージェントから紹介された企業でちょっと気になる点があったりして、訪問や電話で応募をするかどうかの相談をしたような際は求職活動実績として認められます。
ただハローワークによっては認められない地域もあるかもしれませんので、気になる方は最寄りのハローワークに確認をしてみましょう。
ハローワークや公的機関が行うセミナー・講習会
ハローワークが行うセミナーや講習会も求職活動実績にカウントされます。
- 面接対策セミナー
- 就職支援セミナー
- 早期再就職支援講座
- 就職相談会
セミナーや講習会に関してはハローワーク内の掲示板や資料コーナーにパンフレットが置かれています。
ただ職業相談を受けて「どんなセミナーがあるか知りたい」と言えば詳しい日程を教えてもらえますし、それで求職活動実績にもなりますのでカウントを稼ぎたい人は職業相談を受けると一石二鳥です。
転職エージェントが行うセミナー
転職エージェントが行う「面接対策セミナー」なども求職活動実績としてカウントされます。
ハロワで行われるセミナーや講習会は正直なところ内容もありきたりで「ただ求職活動実績作りのためのセミナー」になってしまっていますが、転職エージェントが行うセミナーは役立つ内容が満載です。
求職活動実績のカウントにもなりますがそれ以上の価値がありますよ!
リクルートエージェントやdodaは積極的にセミナーを開催していますのでまだ登録されていない方はぜひ登録して、参加してみてほしいと思います。
ポイントは参加証明書をもらうこと
注意点としてはセミナーに参加した際は「参加証明書」をもらうことです。
なくても求職活動実績として認められますが、ハローワークによっては何かしらの証明の提出を求められる可能性もありますので、もらえるものはもらっておきましょう。
ただ参加証明書は事前に申請しておかないともらえない場合もありますので、事前に確認をしておくことが必要です。
公共職業訓練の相談・説明会・応募
公共職業訓練の説明会への参加・応募も求職活動実績にカウントされます。
もちろんハローワークで職業訓練についての相談をしただけの場合でも活動実績に含まれますし、職業訓練校へ面接に行ったという場合も実績に含まれます。
職業訓練校に通うようになれば窓口は職業訓練校になり、求職活動をする必要もなくなります。
転職フェアへの参加
転職エージェントや転職支援企業が行う転職フェアへの参加も求職活動実績にカウントされます。
ただ転職フェアに行ってきた、というだけでは活動実績にカウントされません。
ポイントは「企業との個別相談をしたかどうか」という点です。
ですので失業認定申告書には転職フェアだけでなく「どの企業と個別相談をしたか」も記入するようにしましょう。
資格試験を受験する
国家試験、民間企業が行う試験を問わず資格試験や検定試験を受験することも活動実績1回にカウントされます。
資格試験への応募は活動実績にカウントされます。
受験してたとえ結果が不合格だったとしても問題ありません。
ただし資格試験、検定試験が自分が求める仕事の方向性にあったものでないと、活動実績として認められません。
プログラマーを目指しているのにフォトマスター(フォト検)の試験を受けるなど、全く異なった方向の試験・検定の場合は実績になりませんので注意しましょう。
その他、求職活動実績にならないもの
ここまで求職活動実績になるものを解説してきましたが、求職活動実績にならないものもあります。
これも活動実績になるんじゃないかと思い込んで、いざ認定日にハロワに行ってみたら「条件を満たしていません」と言われるケースもあります。
以下の場合は求職活動実績にはカウントされませんので注意してくださいね。
- ハローワークで求人検索した
- 自宅でハローワークインターネットサービスで求人検索した
- 友人・知人に仕事の相談をした
- 転職サイトに登録した
- 転職エージェントに登録した
まとめ:企業へ応募するのが簡単な求職活動の実績作り方法
上記の中で短時間で、かつ簡単に求職活動実績を作る方法は以下になります。
- ハロワでの職業相談
- 転職サイトからの求人応募
- 転職エージェントの紹介求人への応募
セミナーなどでも活動実績を作ることはできますが1回の拘束時間が1時間~1時間30分ほどかかる場合もあり、時間がもったいないです。
それに職業相談や企業への応募を積極的にする事によって、再就職への道が近づいていきますので、まずここを中心にして再就職活動を行っていきましょう。