「昇進したものの、仕事ができないと前任者と比較されて辛い」
「仕事ができなくて、部署異動されてしまった。自分が情けなくて辛い」
「期待をされてるのに何もできない。みんなに迷惑をかけてて精神的に辛い」
などといった「仕事ができない苦しみ」を感じて悩んでいる方も多いんじゃないかと思います。
自分の中ではもっと仕事を頑張りたいと思っているのに、なぜかうまくいかなかったりして、仕事ができなくなったり。
今回は、仕事ができないのが辛いという方、仕事ができずに周りに迷惑をかけるのが辛いという悩みをお持ちの方が、自分自身をチェックしてみるポイントを話していきたいと思います。
「仕事ができない」とつらい人の悩みとは?
僕はこれまで何人も、「仕事ができないのが辛い」という相談を受けてきましたが、仕事ができないのが辛いという悩みと持っている方のほとんどは以下のようなケースに当てはまる事が多いようでした。
仕事でミスばかりして自分が情けないと思う
せっかく入社した会社で頑張ろうと思ったのに、仕事のミスばかりしている。
そのミスも気をつければ問題ないようなケアレスミスばかりで、自分が本当に情けなくなってくる。
そんなミスをする自分が情けない。
何回も教えてもらった仕事内容なのに、本当にこれで合っているのか不安になってしまう。
結局誰にも聞けずに仕事を進めてしまって、同じミスを繰り返してしまう。
そうすると、いっぱいいっぱいになってしまって、また同じミスを繰り返してしまって上司にも呆れられてしまった。
最初は期待されてたのに、期待を裏切ってしまった自分が情けない…。
昇進したものの前任者と比べられて自信をなくす
昇進をして部下を持ったものの、うまく部下や業務をコントロールすることができずに能力不足を感じてしまう。
何かあれば前任者と比べられて「前の人はもっとやっていたけど」「前の方がよかった」などと言われ、自信をなくしてしまう。
自分も頑張ろうと思っているのに、やろうと思えば思うほど、何も手につかなくなってしまう。
もう仕事を辞めたくて仕方がない。
仕事についていけずに、自分に自信が持てない
とにかく仕事が遅くて、周りから「仕事が遅い」とか「まだそんに残ってるの?」と言われる始末。
それでも仕事はどんどん回ってくるから貯まる一方。
一緒に働いている子は高卒の子なのに大卒の私よりも処理が早いし、胃が痛くて仕方がない。
もう自信がなくなってしまった。
仕事が手につかなくなってしまって、「私って病気?」って思えてくる。
このエピソードを読んでみて、なんとなく傾向が似ていると思いませんか?
そうなんです。
仕事ができなくて悩んでいる人というのは、だいたいこういった共通点があるものなんですね。
仕事ができなくて悩んでいる人の特徴
- 責任感が強い
- 真面目
- 人と比較して劣等感を感じる
- プライドが高い
この記事を読んでいるあなたももしかしたら思い当たる所があるかもしれませんね。
仕事ができなくても悩んでない人もいる
ここでちょっと一呼吸おいて、ちょっと会社の事を考えてみましょう。
あなた自身は自分の事が「仕事ができない人間」と思っているかもしれませんが、会社の中に仕事ができない人間というのはあなただけですか?
他にも仕事ができない人とかもしかしたらいるんじゃないでしょうか?
僕が勤めていた会社にもいましたよ。
誰もが認める仕事できないランキングNO.1社員が。
でもその人もあなたと同じように悩んでいるように見えますか?
その人の事はその人でしかないとわかりませんけど、僕の会社にいたそのできない従業員は少なくとも外見的には毎日楽しそうに仕事してましたし、何か悩んでいるとか苦しんでいるというような雰囲気はまったくありませんでした。
逆にその姿を見て、
「こっちが苦しんでるのに、なんでお前はそんなにヘラヘラしとるんや???」
なんて殺意さえ感じてましたよ、マジで。
仕事ができない人は、仕事が出来ない事を認めている
何故、仕事ができない人がそんなに余裕でいれるのかって言うと、「仕事ができない人は自分が仕事ができない事を認めているから」なんです。
それに周りに対しても、
「オレあんまり仕事できないから助けてね」
「○○ちゃんがいないとオレやってける自信がないからよろしくね
「やっぱり情報の分析力は○○君が一番だね。オレにはムリだわ」
「○○さん、ここちょっと分からないから教えてもらっていいー?」
などと、「自分自身ができないから助けてね」というようなアピールを上手にします。
その人自身は、よく見ると自分自身ではほとんど仕事ができなかったりとかしてるんですけど、そうやってうまく人に聞いたりしています。
でも、うまく人に聞いたりできるから、順調に仕事を進める事ができるんです。
こんな人みたいに仕事ができたら楽になるのにって思ったりしませんか?
それではそんな辛い時にどうやって乗り越えていくか、その方法を紹介していきます。
辛い時どうやって乗り越える?辛い時の2つの対処法
完全主義をやめて、気を楽にする
もう一度繰り返しますけど、仕事ができなくて悩んでいる人というのは、本当に真面目な人や責任感が強いんですね。
それは悪い事ではないですし、むしろ良いことだと思います。
でも、それが邪魔してしまって自分自身に自信を持てなくなってしまったりする場合もあるという事も知っておいて下さい。
真面目な人というのは仕事を完璧にこなさないといけないと思ったりする人も沢山います。
60点のものでいいのに、自分は100点でないとダメっていう考えなんですね。
しかもそれを全部自分一人でやらないといけないと思ってしまって、結局仕事が遅くなってしまったりして、失敗してしまいます。
僕の大学時代の友人で完璧主義の人がいました。
もうすぐ卒業という時に、卒論の提出をしないといけないのですが、その期日が迫っても「これだと優の単位は取れないから」と言って提出をせずに締め切りギリギリまで粘ってました。
提出日の期限は翌日のお昼までだったのですが、徹夜が影響してしまって寝坊をしてしまい、結局卒論の提出もできずに留年になってしまいました。
7割、8割できていれば優の単位はとれなくても、良の単位はとれたはずなのに、完璧を求めたばかりに可の単位さえも取れなくなってしまいました。
完璧主義が悪いとは言いませんが、そればかりを追い求めていくと失敗することも多くありますし、完璧を求めれば求めるほど、その失敗によって受ける精神的ダメージも比例して大きくなっていきます。
もし、あなたもその会社で
「この会社のために頑張らないといけない」
「絶対に期待に答えないといけない」
なんていう思いを持っているのなら、一旦その考えを捨ててみてはいかがでしょうか?
仕事ができないと思われたっていいじゃないですか。
仕事で分からない事があってもいいじゃないですか。
仕事が遅いんだったら、「自分は仕事が遅い」という事をアピールすればいいんじゃないでしょうか。
周りの人だって気を使ってくれるようになるし、「こうすれば早くできるよ」っていう事を教えてくれたりもするはずですよ。
どうせ期待されてない、と思って仕事をしていった方が気持ち的には楽ですし、自分ができないのなら人に頼っていけばいいだけの話です。
そっちの方がうまく仕事が回ることが多いし、人間関係だってうまくいくことの方が多いですよ!
開き直って仕事をする
もう一つの方法は、開きなおるという方法です。
あなたは、何も仕事をしていない訳じゃないですよね。
誰よりも一生懸命仕事をして、期待に答えようと悩み苦しんでいる訳です。
仕事をせずにネットサーフィンをしている訳でもないですし、仕事中に遊んでいるわけでもありませんよね。
であれば、そこに自信を持ってください!
ミスをして叱られるのであれば、「自分をここに配置した会社が悪いんじゃね?」というぐらいの気持ちを持ちましょう。
「気に入らないんならクビにすれば?」ぐらいの気持ちでやっていけば、これまでよりもずっと楽な気持ちで仕事に向かうことができるはずですよ。
ただ注意しないといけないのは、上記の言葉は必ず、
心の中の声にしてくださいね!
実際に声にして言ってしまうと、逆にあなたの立場が悪くなる事もありますので、注意して下さい。
降格願いや部署異動願いを提出するのも一つの方法
「でもそうは言っても、今の立場があるからなぁ…」という人もいるかもしれません。
そうであるなら、降格願いや部署異動願いを提出してみるのも一つの方法だと思います。
人によってはその仕事が向いていない場合だってあります。
野球でも「名選手必ずしも名将になれず」という言葉もあります。
それと同じで会社でも「プレイヤーとしては良かったけど、管理職になると急に何もできなくなった」という話もよくある事です。
もし自分がそれまでにプレイヤーとしてうまくやってこれたのであれば、現場でやっていきたいと言うことを進言してもいいと思います。
ただ一つ知っておきたいのは、従業員には人事権はないという事です。
降格願いや部署異動願いを出して減給になる場合ももちろんあると思います。
でもそれでも今の苦しみから脱却したいと思うのであれば、一つの方法だと思いますし、もし現在の給料の額は維持したいという場合は別の方法を考えていかないといけないかもしれません。
今の生活レベルを下げたくないなら転職も一つの方法
今の生活レベルを落とさずに環境を変えたいと思うのであれば、転職を考えてみるのも一つの方法です。
ぶっちゃけ言ってしまうと、仕事なんて自分に合うかどうかの問題なんですよね。
でも最初に入った会社が自分にマッチするなんて事はものすごく天文学的な数字になるんじゃないかなって思います。
自分自身の力でやろうとすると、何回か転職をしてそれでやっと、「ここなら自分自身がまだ納得できる会社かな」ってなるのが普通なんじゃないかなって思います。
でも実際は転職なんて何回もできるものじゃないですよね!(僕は7回しましたけど)
そういう方は転職エージェントを使って転職活動をすることも検討してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントは「転職のプロ」のアドバイザーが相談にのってくれ、これまでの経験、キャリアに合った企業や仕事を紹介してくれるというサービスです。
何よりもその人が最も転職で実現したい事が何かをしっかりと受け止めてくれて、それを実現していける企業を紹介してくれるので、転職に失敗するという事もありません。
転職エージェントは、企業に人材を入社させることによって、その年収の何割かを成功報酬としてもらうというビジネスモデルですので、求職活動者の利用料は完全無料になります。
経済的な負担は完全にゼロでし、求職者のこれまでの経験や、その人がどんな強みや弱みを持っているかも踏まえて、企業の紹介をしてくれますので、安心して頼っていけばいいですよ。
以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェントを紹介しておきます。
どのエージェントも僕が利用したことのある大手の転職エージェントなので安心して利用ができますよ。
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
こちらのランキングはある程度の経験がある方向けとなります。
既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
1位:doda(デューダ)
- 10万件以上の求人からアドバイザーが最適の企業を紹介してくれる
- 各業種の専門アドバイザーがいるので、どんな業界への転職も安心
- アドバイザーの質が高く、転職成功者の満足度が高い
「doda(デューダ)」は国内で最も実績のある転職エージェントです。
公開求人だけでも10万件以上あり、さらに豊富な非公開求人とあわせた求人の中からあなたにぴったりの求人をキャリアアドバイザーが探してくれます。
求人の質と数、キャリアアドバイザーの質など、転職成功者の評価が高い、バランスのとれた転職エージェントがdodaです。
ストレスが溜まりやすい転職活動なので、アドバイザーの人間性などはとても大事。
もちろん全てのアドバイザーの質が高いとは言い切れませんが、実際に転職した利用者の満足度が高いのがdodaです。
また面接の質問の傾向なども教えてもらえるので、対策もしっかりした上で面接に臨むことができます。
dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
2位:パソナキャリア
- 親身なサポートで初めてでも安心の転職エージェント
- 親切で優秀なキャリアアドバイザーが多数
- 今よりも高年収の転職成功の可能性が高い
次に紹介するのは、dodaと並んで人気の転職エージェント「パソナキャリア 」です!
豊富な非公開求人とあわせた求人の中からあなたにぴったりの求人をキャリアアドバイザーが探してくれます。
パソナキャリアの最大の特徴は転職初心者に優しい点。
始めての転職だと不安や悩みが尽きないですが、親身になって対応してくれるので安心して転職活動を進めることができます。
また前職よりも年収アップした人が多いのもパソナキャリアの特徴です。
ハイクラス転職も狙えるので、「転職すると年収が下がる…」と不安を持っている人は一度登録してカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
40代の方も登録しやすい転職エージェントですので、年齢がネックで転職を躊躇してしまっている人にもオススメです。
dodaと一緒に登録しておけば、かなり幅広い求人を紹介してもらうことができますよ。
3位:JACリクルートメント
- ハイクラス転職、外資系転職に強い
- 企業とアドバイザーとの距離が近く、企業の状況がわかりやすい
- 30代以上の登録が多く、40代でも登録しやすい
30代後半から40代の方にオススメの転職エージェントが「JACリクルートメント」です。
ある程度のキャリアを持った人向けの高年収求人が多いので、マネジメント経験がある方はぜひ登録しておきたいです。
ある程度の社会人経験がある人であれば、これまでの知識や経験を活かせる求人と出会える可能性も高くなるでしょう。
「40歳を超えると転職が難しいから…」と転職に対して踏み出せない方も、一度登録して話だけでも聞いてみるといいかもしれませんね。
4位:リクナビNEXT(リクナビネクスト)
- 自分のペースで求人検索ができる
- 年収、残業、働き方など細かい条件まで検索可能
- あなたの強みが見つかる「グッドポイント診断」が受けられる
「リクナビNEXT」は転職エージェントではなく、検索型の転職サイトです。
細かい条件で検索をすることができ、転職エージェントでは紹介されない案件もあるので、登録して情報収集にとても役立ちます。
転職エージェントと転職サイトの両方を上手に使いこなすことによって失敗しない転職成功率がアップ!
またリクナビNEXTに登録すると、あなたの強みを見つけることができる「グッドポイント診断」を受けることが可能です。
グッドポイント診断は30分ほどかかりますがかなり細かい分析がされますので、受けておくと面接の際の自己分析に役立ちます。
番外編:ミイダス
転職したいと思っていても「自分なんかが転職できるのかな?」と、転職に踏み出せない人も多いと思います。
そんな人にオススメしたいのが「ミイダス」です。
ミイダスの特徴は以下の通り。
- 今の自分の市場価値を可視化できる
- 企業から「面接確約オファー」を受け取れる
上記で特にオススメなのが、今の市場価値がどれだけかを計測する「市場価値診断」です。
30ほどの質問に答えるだけで現在のあなたの市場価値やそれに見合った年収がどの程度なのかがわかるようになっています。
現在の自分自身の市場価値を知ることによって、どんな企業とマッチングしやすいのかがわかるようになります。
簡単に診断できますので、転職するかどうか悩んでいる方も受けてみるといいですよ。