「原因がわからないけどとにかく体調が悪いから、今日は会社休もうかな…」
「会社に行く気持ちが全く出てこない。精神的に疲れたから今日は会社休みたい…」
というような悩みを持っている人も最近は少なくありません。
中にはクセのようになってしまって、仕事を休みがちの人もいるかもしれません。
1日、2日ぐらい休んでリフレッシュして、また仕事を頑張ることができれば良いんですが、それでも全く解決せずに、また同じように会社を休んでしまうというような人はいないでしょうか?
そういう状態が続いてしまうとちょっと危険です。
今はまだいいかもしれませんが、このままだとうつ病になってしまて、何もやる気を起きなくなったり、勤怠不良で会社を解雇になってしまったりする可能性もあります。
今回はそんな仕事を休みがちの方がチェックしていくポイントや、これからどうしていったらいいかという事をお話していきます。
仕事をよく休む人の心理
仕事をよく休む人という人のパターンもいくつかあります。
中には、
- やりたい事があったから
- 二日酔いで体調が優れないから
- イヤな仕事がやりたくなかったから
みたいな、会社を学校と同じと考えているような人も沢山いますが、この記事を読まれている方はそういった理由ではなく、「会社にいくのが辛い、精神的に苦しい」と思っている方が多いんじゃないでしょうか。
そういった人は、最初に休む時はとても勇気がいりますすし「自分が休んだら迷惑がかからないだろうか?」などと考えます。
その休んだ一日は、仕事や会社の事がちょっと気になりながらも、仕事から解放された気持ちになります。
ただ、翌日会社に行けば、またこれまでの毎日を同じような苦しみが続くようになってしまいます。
そうするとまた、仕事から逃げたい、この苦しみから逃れたいと思って、会社を休んでしまう訳です。
こうなってしまう人というのは、それまでに本当に仕事を頑張ってきた人や真面目な人が多いのが特徴です。
限界を感じながらもそれでも会社のためにと思って仕事に打ち込んできた人が、ちょっとした事がきっかけで今までかかってきたカギが外れてしまって、会社を休みがちになるというパターンが本当に増えてきています。
最初は人目も気にしていたかもしれませんが、それ以上に、会社で仕事をすることの苦しみが大きく、
「会社に行くのが怖い、その苦しみから逃れられるなら、会社を休んでもいい」
というような心理になっていってしまうわけです。
そういう人というのは、上司からのプレッシャーも大きい事がほとんどですし、売上ノルマの追求がはげしかったりと、客観的にみるとものすごい仕事をしている場合が少なくありません。
会社を休みがちになる人はずる休みをしているとか、自分勝手とか思われたりしますが、そうなってしまった原因は、その人ではなく会社にある場合がほとんどです。
会社のために、自分の限界を超えてまで働いてきた人が、会社を休みがちになってしまってしまうのです。
こういった人の特徴や傾向として、以下のようなケースがありますので、これに当てはまる人は特に注意しましょう。
原因がわからずとにかく体調が悪い
特に朝起きるととにかく体調が悪くて、仕事を休みたいと思うケース。
- ご飯を食べても吐きそうになる
- 頭痛がする
- 腹痛がする
- 体がだるくて動かない
精神的に疲れたから、仕事休みたい
上司からのパワハラやモラハラ、過度のノルマ、顧客からのクレームなどが原因で精神的に疲れてきてしまって、仕事に行きたくないと思うケース。
休日に何できないくらい苦しい
読書や映画鑑賞、ゴルフにドライブ。
精神的に苦しくなってくると、これまで熱中できた趣味もやる気が起きなかったり、やっていても全然楽しくなったり熱中できなくなってきたりします。
明らかに会社・仕事が原因という事が自分でも分かっているので、仕事が休めないかという事を考えるようになります。
仕事を休みがちな人が抱えるリスクとは?
ただそれでも、会社や同僚からしてみたら、会社を休みがちという人に対してはあまり良い印象を抱かないというのが実際の所です。
その人がそんなに苦しんでいるとか、どれだけ悩んでいるとか、そういった事が全く分かっていないからそれも当然の事です。
会社からしてみたら、「高い給料払ってるんだから、つらくても会社に出てくるのが当然」という言い分もあるでしょうし、同僚も「こんなに会社休んでもオレたちよりも高い給料もらってるから割にあわないな」と思われたりします。
また、会社を休みがちになってくると、その休んだ一日一日はいいかもしれませんが、どんどん会社での居心地が悪くなっていってしまいます。
その結果、自分から会社を辞めるという判断をしないといけなくなったり、会社から勤怠不良のレッテルを押され、解雇という判断をされてしまう場合あるので注意をしないといけません。
会社に行くのが辛いなら、うつ病の診察を受けてみましょう
会社を休みがちになってしまった理由が正当性のないものであるなら話は別ですが、もしその理由が仕事の辛さや会社からの過大な要求やノルマからくるものであれば、一度心療内科の受診を受ける事をオススメします。
うつ病とは
誰でもいやな事や悲しい事、気分が沈んだりやる気を起きなかったりします。
うつ病はそのような一時的な気分の落ち込みでありません。
うつ病になると言葉では表現できないほどの気分の低下、喜びや熱意の喪失を一日中、しかも毎日続いていき、それが仕事や日常生活に支障をきたすようになっていきます。
ひどくなると、常に強い不安感、焦りを感じるようになり、仕事の結果を出せないのは自分のせいだと自分を責めるようになり、さらに落ち込んでいきます。
そうして自分に対する嫌悪感を抱くようになり、さらに症状が進んでしまうと、この世から消えてしまいたい、死んでしまいたいと思い込み、自傷行為に走ってしまう事も少なくありません。
またうつ病に似た症状の「適応障害」という病気もあります。
以下の項目で5つ以上当てはまるものがあれば、早めの受診を受けるのをオススメします。
- 体がだるく疲れやすい
- 騒音が気になる
- 気が沈んだり、気が重いことが多い
- やる気がおきない。特に朝は無気力になる
- 無意識になぜか涙がでてくる事がある
- 議論に熱中できない
- 仕事でのミスが増えた
- 夜寝付きが悪く、いつまでも眠れない
- 夜途中で起きたり、朝早く起きたりする事が増えた
- 食事の味がしない、吐きそうになる。
- 食事を食べ過ぎるようになり体重が3キロ以上増えた
- テレビを見ていても楽しくない
- いつも胸が苦しく、息がつまる
- 自分の人生がつまらなく感じる
- 何をするのもめんどくさい
- 趣味をしていても楽しくない。熱中できない
- 自分は何をしてもダメだと思う
- 自分がいない方がいいと考える
もし心療内科での診察で、「うつ病」「うつ病の一歩手前」「適応障害」というような診断を受けた場合は、一旦仕事をするのをお休みしてもいいと思います。
先生によっては「ドクターストップ」がかかる場合もあります。
仕事を休みがちになって、会社や同僚から責められるのであれば、休職をしてみてこれからどうするのかという事を考えるのも一つの方法だと思います。
休職であれば、最長1年6ヵ月間の期間は傷病手当金が支払われますので、それほどお金の心配をする事なく会社を休む事ができますし、これからの将来の事について考える事もできるようになります。
うつ病という病気が怖いのは、ストレスの原因となる環境が変わったとしても、すぐに症状が改善しないという点です。
たとえ休職したとしても、「会社に戻ったら同じ苦しみを味わわないといけない」というような不安がある場合は、どれだけ休職したとしても、症状が改善しない場合もあります。
いつまでも休職ができるという訳でもありませんので、この1年6ヶ月間の間でしっかりと自分の将来を考えていく事が大事なことです。
仕事を休みがちな人は心が壊れる前に対策を取りましょう
このように会社を休みがちな人というのは、かなり今の会社で働く事に限界を感じてきているんじゃないでしょうか。
もし自分自身を振り返ってみて、「自分も危ないんじゃないか?」と思った人は、転職をして根本的に環境を変えるという行動をできるだけ早めに起こすことが必要になります。
先ほども話したように、うつ病で怖いのは、「そうなってしまった時に何もやる気が起きなくなる」というこの一点です。
実際にうつ病になってしまうと、社会復帰できるまでに人によっては2年以上もかかったりする場合もあります。
そうなってくると休職手当の支給も打ち切りになってしまいますし、経済的にも困る事になってきます。
家族のある方はそれでも奥さんやお子さんを養っていかないといけないですし、ローンがある人もいるかもしれません。
もうどうしようもないという状況になる前、まだ最後の力を振り絞れるこの時点で何かしらのアクションをしていく事が必要です。
仕事を続けながら転職活動ができるのであればそれで大丈夫ですし、もしそれが難しいのであれば診療内科の診断を受け、休職をして転職活動をしてもいいです。
とにかく現在の状況から一日でも早く抜け出す事が何よりも大事ですので、まずはアクションをしてみてください。
どうしようもなくなった時には本当に手遅れですので、どうか早めに行動をして下さい。
今の生活レベルを下げたくないなら転職も一つの方法
今の生活レベルを落とさずに環境を変えたいと思うのであれば、転職を考えてみるのも一つの方法です。
ぶっちゃけ言ってしまうと、仕事なんて自分に合うかどうかの問題なんですよね。
でも最初に入った会社が自分にマッチするなんて事はものすごく天文学的な数字になるんじゃないかなって思います。
自分自身の力でやろうとすると、何回か転職をしてそれでやっと、「ここなら自分自身がまだ納得できる会社かな」ってなるのが普通なんじゃないかなって思います。
でも実際は転職なんて何回もできるものじゃないですよね!(僕は7回しましたけど)
そういう方は転職エージェントを使って転職活動をすることも検討してみてはいかがでしょうか。
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以下に僕が利用して自信をもっておススメできる転職エージェント、転職サイトを紹介しておきます。
どのサイトも僕が利用したことのある大手の転職サービスなので安心して利用してください。
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
こちらのランキングはある程度の経験がある方向けとなります。
既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
1位:doda(デューダ)
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「doda(デューダ)」は国内で最も実績のある転職エージェントです。
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もちろん全てのアドバイザーの質が高いとは言い切れませんが、実際に転職した利用者の満足度が高いのがdodaです。
また面接の質問の傾向なども教えてもらえるので、対策もしっかりした上で面接に臨むことができます。
dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
2位:パソナキャリア
- 親身なサポートで初めてでも安心の転職エージェント
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次に紹介するのは、dodaと並んで人気の転職エージェント「パソナキャリア 」です!
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パソナキャリアの最大の特徴は転職初心者に優しい点。
始めての転職だと不安や悩みが尽きないですが、親身になって対応してくれるので安心して転職活動を進めることができます。
また前職よりも年収アップした人が多いのもパソナキャリアの特徴です。
ハイクラス転職も狙えるので、「転職すると年収が下がる…」と不安を持っている人は一度登録してカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
40代の方も登録しやすい転職エージェントですので、年齢がネックで転職を躊躇してしまっている人にもオススメです。
dodaと一緒に登録しておけば、かなり幅広い求人を紹介してもらうことができますよ。
3位:JACリクルートメント
- ハイクラス転職、外資系転職に強い
- 企業とアドバイザーとの距離が近く、企業の状況がわかりやすい
- 30代以上の登録が多く、40代でも登録しやすい
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ある程度の社会人経験がある人であれば、これまでの知識や経験を活かせる求人と出会える可能性も高くなるでしょう。
「40歳を超えると転職が難しいから…」と転職に対して踏み出せない方も、一度登録して話だけでも聞いてみるといいかもしれませんね。
4位:リクナビNEXT(リクナビネクスト)
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- 年収、残業、働き方など細かい条件まで検索可能
- あなたの強みが見つかる「グッドポイント診断」が受けられる
「リクナビNEXT」は転職エージェントではなく、検索型の転職サイトです。
細かい条件で検索をすることができ、転職エージェントでは紹介されない案件もあるので、登録して情報収集にとても役立ちます。
転職エージェントと転職サイトの両方を上手に使いこなすことによって失敗しない転職成功率がアップ!
またリクナビNEXTに登録すると、あなたの強みを見つけることができる「グッドポイント診断」を受けることが可能です。
グッドポイント診断は30分ほどかかりますがかなり細かい分析がされますので、受けておくと面接の際の自己分析に役立ちます。
番外編:ミイダス
転職したいと思っていても「自分なんかが転職できるのかな?」と、転職に踏み出せない人も多いと思います。
そんな人にオススメしたいのが「ミイダス」です。
ミイダスの特徴は以下の通り。
- 今の自分の市場価値を可視化できる
- 企業から「面接確約オファー」を受け取れる
上記で特にオススメなのが、今の市場価値がどれだけかを計測する「市場価値診断」です。
30ほどの質問に答えるだけで現在のあなたの市場価値やそれに見合った年収がどの程度なのかがわかるようになっています。
現在の自分自身の市場価値を知ることによって、どんな企業とマッチングしやすいのかがわかるようになります。
簡単に診断できますので、転職するかどうか悩んでいる方も受けてみるといいですよ。
まとめ:会社を休みがちの人は、心が折れる前に行動をしましょう
転職活動をするのであれば、精神的な余裕がある時にやるようにしましょう。
何度も言いますが、精神的に苦しくなってからは何も行動をしたくなくなってしまい、転職活動をしたとしてもそれが失敗に終わってしまう事もあります。
- 気持ちに余裕がなく、妥協した転職をしてしまう
- 面接がイヤだから、内定さえもらえればどこでもいいと思ってしまう
- 転職活動さえをする気力もなくなり、社会復帰が遅くなってしまう
上記のような結果になってしまい、また同じ事の繰り返しになってしまったり、最悪の場合は社会復帰さえもできなくなってしまったりする可能性もあります。
だからこそ、早めに行動する事が何よりも大事になってくるという事を知って、一日も早く行動をして下さい!