- 仕事ができる人は早く辞めていくって聞くけどどうしてなんだろう?
- 優秀な先輩が突然辞めていったけど、どうしてそんなに早く動けるのか不思議
- このままこの会社で働いていって大丈夫なんだろうか?
そんな質問にお答えします。
この記事を読めば、無能な社員ほど会社に居残る理由、優秀な社員の退職が早い理由がわかってきます。
もしあなたの会社で優秀な社員が続けて会社を辞めていっているのであれば、早めの対策を打った方がいいかもしれませんよ。
僕はこれまでいくつかの会社で働き、人の出入りに関しても多く見てきましたが、結論として言えることは、
出入りの多い会社で定着している人間はむしろ無能な人間しかいない
ということです。
一般的に考えてみると会社のために何年も身を粉にして働いている社員というのは会社にとっては有用で優秀な人材のように考えられがちですが、実際のところはむしろ逆で、そういった社員はただ単にどこに行っても通用しない、使えない社員の場合がほとんど。
こういった人間にならないように、若い内から将来の事を考えながら行動していかないといけません。
無能な社員が会社に残っていくのは優秀な社員の行動が早いから
なぜ出入りの多い会社には無能な社員しかいないのか?
それは優秀な社員であればあるほど行動が早く、会社を辞めていったり転職したりするためです。
いくつかの理由から優秀な社員は会社を辞めていきます。
会社の状況を把握できるようになるから
優秀な社員というのは例外なく「仕事ができる社員」なわけですので、同期に比べても早く出世をしてある程度の役職に就いているでしょう。
そうすると会社の売上状況に関する資料を見ることができたり、過去の状況を見ることが可能となります。
僕も役職が高くなった際にそれまで一度も見たことのなかった資料が見れるようになったことがありましたが、そこにはある意味会社のブラックボックス的な内容もあったりします。
特に驚いたのは、毎月使途不明のお金がかなりたくさん存在していたということ、そして想像以上に販売管理費(経費)がかかっており経営自体が火の車になってしまっているということがわかったことでした。
その点を一度突っついていたことがあるのですが、明確な回答も得ることができず話をはぐらかせてしまったのですが、流石にヤバいと思って退職を決意しました。
毎月の使途不明金ですが、毎月ある人物に支払われていた何かしらのお金であったらしいです。
優秀な社員であればあるほどこのような会社の本当の姿を把握することができるようになり、スピーディに行動をするようになっていくのです。
転職をすることに不安を持たない
そしてもしそのような立場に自分が立たされたとしても、優秀な社員はそれに対して不安を感じることはありません。
なぜなら自分が他の会社でも十分に働いていくことができるスキルや実力を持っているという自信があるからです。
転職をする際でかなり重要なポイントとなってくるのが、自己分析と企業分析ができるスキルを持っているかどうか。
優秀な人というのはこういったスキルというのは当然のように持ち合わせている場合が多いんですね。
逆に無能な人も自分にスキルがないということは知っていたりするわけで、そういった人というのは「この会社を辞めたら行くところがない」ということもわかっていたりします。
常に準備をしている
優秀な人というのはその会社に不満があるないは別にして、常日頃から何かしらの準備をしている場合も少なくありません。
- スキルアップの勉強をしている
- 転職エージェントに登録してアンテナを張っている
- 転職サイトに登録をして自らも情報収集をしている
- 副業をしている
できる人というのは何もしていないように見えて、実はその裏で人一倍の努力をしていたり、自分自身の将来を考えていたりするものです。
だから万が一会社に何かあったりしたりしても動揺したり、不安になったりせずに、平常心で行動ができます。
これが何もしていない人だったりすると、いきなりそのような場面にでくわすと、いきあたりばったりの行動をしてしまったりするものです。
ただ何も準備をしていないのに物事がうまくいくということは、まずありません。
結局とんでもないブラック企業に転職してしまったり、転職も再就職もできずに中年ニートの道に進んでしまうか、そんな未来が予想できます。
会社は優秀な人から順番に辞めていく
その会社で最も優秀な人が辞めていくと、当然のようにその人が担っていた仕事を他の社員で行うようになっていきます。
もちろん中途の採用募集もするにはしますが、辞めていった人と同じようなスキルの人が入社してくる保証はどこにもありません。
ブラック企業であればあるほど優秀な人から辞めていきますが、そういった会社に入ってくる社員というのは、転職しようと思ったにも関わらずホワイト企業に入れずに溢れてしまった無能な人ばかりなのです。
そのためブラック企業に入社してくる人というのは基本的に優秀な社員は存在しません。
結局苦労するのは残った社員たちです。
今までやってきた仕事プラス辞めていった社員の仕事もしないといけなくなっていくのですから。
ただここで問題なのが、辞めていった優秀な社員の仕事というのが「誰でもできる仕事ではない」ということです。
ある程度の優秀なレベルの人間でしかできない仕事なので、現時点で最も優秀な人がやらざるを得なくなってしまいますよね。
そうするとその人の仕事量が不公平なまでに膨らんでいき、結局その人も辞めていった人と同じような道を辿る事になってしまうのです。
こうして、優秀な人材から早く辞めていってしまうという構図ができあがっていきます。
優秀な人が辞めていく会社の末路
ただし、この流れがいつまでも続くということはありません。
どんどん優秀な人から会社を辞めていき、最終的に残ったのは「どこの会社にも雇ってもらえないような無能な社員」ばかりになってしまいます。
既に優秀な社員たちが行っていた業務をする人間が誰もいなくなってしまうのです。
こうすると業務自体を回すことができなくなってしまうため、結局業務縮小や整理をしないといけない状態になってしまったりします。
それさえもできないような決断力のない無能な経営者の場合は、サービス残業を強制して、どんどん社員を疲弊させていってしまうかもしれません。
こうなるともう最悪です。
退職ラッシュ、モチベーションの低下、会社に対する反発、様々な問題が噴出していってしまい、会社が潰れる典型的なパターンに向かっていきます。
ただそれでも無能な社員というのは、自分に転職をするだけの力がないという不安があるため、一歩踏み出すことができずに会社と運命を共同することになってしまう場合も少なくありません。
その会社がどういう選択をするにせよ、そこには不幸な未来しか存在しないのです。
巻き込み事故に遭わないように、常に準備をしておこう
優秀な社員が順番に辞めていっているーー。
そんな状況の会社で働いている方がいたら、かなり要注意だと考えましょう。
特に辞めていっている人が会社にとって必要な人材の場合は、会社にとってのダメージはかなり大きいはずです。
中には強がる経営者もいたりしますが、その裏では不安で不安でたまらなくなっていたりします。
- 特殊スキルが必要となる業務を1人で行っていた場合
- 経理の責任者会社で「なんでも屋」と呼ばれ、困った時に何でも助けてくれる人
- ブラック上司のとりまき社員
こういった人が辞めていった場合というのは、かなりその会社で嵐が吹き荒れることになっていきます。
ポイントとなるのは「誰もができるわけではない仕事や業務を担っていた人が辞めていく」という点です。
こうなるとどこかにしわ寄せが起こってしまい、それが連鎖していくようになっていき、今いる社員の中で優秀な人から順番にその被害が及ぶようになります。
もしかしたら次はあなたがその番なのかもしれません。
そうなる前に動かないといけませんし、もっと言えば常日頃から何があってもいいように準備をしたり、自分自身のスキルを磨いていったりすることも必要になります。
まだ20代、30代という場合であればまったく遅くはありません。
会社が終わった後や休日に自分磨きの時間を作るようにしたりしましょう。
また時間がもったいないという場合は転職エージェントに登録して企業の情報を収集しておくのがオススメです。
一回は転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談をする必要はありますが、あとは自分にあった条件の会社の情報が送られてきますので、それをチェックするだけで大丈夫です。
そうすることによって効率よく自分自信のスキルアップもでき、そして万が一何かがあった際もスピーディに行動をしていくことができますよ。
転職エージェント登録のススメ
優秀な人というのは必ずといっていいほど、転職するしないは別にして転職サービスに登録をして、働きながらも「自分が今以上に活躍できそうな会社があれば」と考えながら働いています。
こうしてアンテナを立てておく事によって、もしも何かがあった時に動きやすくなりますし、リスク管理にもなっていきます。
何か大きな問題が発生してからの行動は焦りを呼んでしまったり、判断力が鈍ってしまったりと、うまくいかない事が多いのが現実です。
リスク管理という面からも転職エージェントに登録をして、転職について相談をしたり情報をもらっておくのがいいでしょう。
転職エージェントは転職のプロがその人の適正やキャリア、求める条件に最も適した仕事を紹介してくれ、完全無料で利用する事ができるサービスです。
僕はこれまで何度も転職をしていますが、転職エージェントを使った転職が最も満足がいく転職ができました。
利用料は完全無料ですし、登録をして説明だけ受けて、利用するしないを決めればいいだけですので、この記事を読み終えたらまずは行動してみてください!
【これで失敗しない!】実際に利用してよかった転職サイト4選
僕はこれまで10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、中にはイマイチなエージェントもありました。
ここでは僕の経験から、自信を持って利用をすすめることができる転職エージェント・転職サイトを4つ選んでみました。
また番外編として登録しておくと面接時に有利になる情報が得られるサイトも紹介しておきますので、よかったら参考にしてください。
こちらのランキングはある程度の経験がある方向けとなります。
既卒の方、第二新卒の方は、既卒・第二新卒向けのおすすめ就職エージェント・転職エージェントをご覧ください。
1位:doda(デューダ)
- 10万件以上の求人からアドバイザーが最適の企業を紹介してくれる
- 各業種の専門アドバイザーがいるので、どんな業界への転職も安心
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「doda
公開求人だけでも10万件以上あり、さらに豊富な非公開求人とあわせた求人の中からあなたにぴったりの求人をキャリアアドバイザーが探してくれます。
求人の質と数、キャリアアドバイザーの質など、転職成功者の評価が高い、バランスのとれた転職エージェントがdodaです。
ストレスが溜まりやすい転職活動なので、アドバイザーの人間性などはとても大事。
もちろん全てのアドバイザーの質が高いとは言い切れませんが、実際に転職した利用者の満足度が高いのがdodaです。
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dodaに登録することで、転職成功の確率がぐんと上げることが可能です。
2位:パソナキャリア
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次に紹介するのは、dodaと並んで人気の転職エージェント「パソナキャリア
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パソナキャリアの最大の特徴は転職初心者に優しい点。
始めての転職だと不安や悩みが尽きないですが、親身になって対応してくれるので安心して転職活動を進めることができます。
また前職よりも年収アップした人が多いのもパソナキャリアの特徴です。
ハイクラス転職も狙えるので、「転職すると年収が下がる…」と不安を持っている人は一度登録してカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
40代の方も登録しやすい転職エージェントですので、年齢がネックで転職を躊躇してしまっている人にもオススメです。
dodaと一緒に登録しておけば、かなり幅広い求人を紹介してもらうことができますよ。
3位:JACリクルートメント
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30代後半から40代の方にオススメの転職エージェントが「JACリクルートメント」です。
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番外編:ミイダス
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ミイダスの特徴は以下の通り。
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簡単に診断できますので、転職するかどうか悩んでいる方も受けてみるといいですよ。
まとめ:優秀な人材ほど早く辞めていく、そんな会社ほど危険です
世の中の会社で人が辞めていくというのはそれほど珍しいことではありません。
問題なのは今、自分の会社がどういう状況なのか?ということを見極めることです。
- その人がいないと業務が回らないような人材が辞めていっている場合
- 社員の退職をきっかけに会社内での混乱が発生してしまっている場合。
機会があれば辞めていく社員、辞めていった社員からその本音の部分を一度聞いてみるのもいいかもしれません。
経験上、手遅れにならないうちにアクションを起こした方が傷口が深くならずに済みます。
自分自身が巻き込み事故に遭って不幸な道を進むようなことがないように、常日頃から準備をしておきましょう。