- 上司のせいでどんどん人が辞めていく
- 「あいつはここには合わなかった」が上司の口グセ
- 辞めていったのは本人の責任なんだろうか…?
こんな悩みを持っている方も少なくないんじゃないかと思います。
中には、
「上司が嫌いで会社を辞めようと思っているけど、これってどうなんだろうか?」
と、責任感の強い人で悩んでいる人もいるかもしれません。
でもここで一つ言える事は、
会社を辞めた人の多くは、上司が原因で辞めていっている
事です。
現実として辞めていくほとんどの人は人間関係が原因ですし、特に上司と合わない、上司が嫌い、上司の能力不足という事に嫌気が差して辞める人が大半です。
今回は、部下がやめていった場合の責任は上司が取るべきであること、そして部下が辞めていく上司の典型的なパターンを解説していきます。
部下が辞めていくのは上司の責任
部署をまとめる上司の仕事は、その部署のマネジメントをする事です。
マネジメントとは、売上管理、スケジュール管理などもありますが、それ以上に大事なのは部下をとりまとめていくこと、そして部下を育成する事です。
ただ実際、上司がマネジメントの最も大事な部分ができていないという事がよくあります。
- 部下から嫌われていて、部署の管理ができない
- 何の施策もなくプレッシャーだけかける上司
- 明確なビジョンや方向性を示せず、部下を放任している上司
上司は部下に、やる気を起こさせないといけないですし、仕事を行っていく上での指針を示していかないといけません。
時には自分から率先して動いて実績を作っていくことも必要でしょう。
ただ現実としてよくあるのが
- 部下に対してダメ出ししかせずにやる気を下げる
- 結果が出れば自分の手柄。出なければ部下を罵倒
- 自分は一切デスクから動かない
こんなパターンに陥っていて、部下達のモチベーションを下げる上司も少なくありません。
そんな上司に呆れたり、嫌悪感を感じて辞めていく人も少なくありません。
上司の責任で部下が辞めていくパターン
部下が辞めていく理由は他にもまだまだあります。
ここではよくあるパターンをもう少し見ていきましょう。
上司のパワハラ
これは完全に上司の責任と言っていいでしょう。
ただ問題は上司の中で「それはパワハラではない」と思っているパターンがかなり多いという事です。
「ちょっと口調が厳しくなっただけ」
なんて言う上司もいますが、具体的な指示も出されていないのに、
「社会人のくせにそんな事もわかんないの?」
「普通の人はもうちょっと頭使うよ」
などと人間性を否定するような言葉を浴びせています。
パワハラをする人間はある意味病気に近いので、その辺りの感性が完全に壊れている場合も少なくありません。
言ってる事が一貫していない
気分屋の上司で多いのが、指示が一貫していないこと。
朝指示を出されてその通りに実行したけど、夕方になって「やっぱり違う方向性でやって」と簡単に指示を変えてくるケース。
完全にその一日の仕事がムダになってしまうのに、それに対してまったく悪びれる様子もみえない。
結局苦労するのはその上司の部下になった人たち。
そんな風に上司に振り回されるのがイヤになっって会社を辞めていく人も多いでしょう。
部下を育成できない
マネジメントで大事なことの一つが「部下の育成」
よくあるパターンが、優秀なプレイヤーだった人が上司になって急にダメ上司になる場合。
本来は部下に仕事の考え方や、やり方を教えて育てていかないといけないにも関わらず、自分ができるものだから、できない人間に対して「どうしてできないの?」「なぜわからないの?」と考えを押しつけてしまう事がよくあります。
結果、「もう任せられないからオレがやる」となって何もかもを自分でやろうとする上司。
必要なのはこれまでの経験や知識を部下に継承していく事なのに、その一番大事な仕事を放棄して自分で仕事をしてしまう人がいます。
中には仕事ができない、というレッテルを貼られて仕事をまわされなくなったりして、やる気をなくしてしまって仕事を辞めたいと思う人も出てくるでしょう。
数字に対するビジョンや方針が打ち出せない
これもよくあるケースですが、会社から与えられた目標の数字に対する、明確なビジョンを打ち出せない上司。
目標値の数字は与えられるけど、どういうプロセスで達成していったら良いのかというビジョンを提示してくれないので、部下も漠然と仕事をするしかありません。
どうやって仕事を進めていったらいいかも全て部下任せで、「本当に上司がいる意味があるの?」って思うときもしばしば。
ただ結果が思うようにでなかった時だけは、部下を罵倒したり、ダメ出しをしてきたり…。
だったら途中でなんらかの施策を打つなり、現状を把握して改善の手を打つなど、何故しなかったのか?という思いになります。
無能な上司がいると、苦労するのはその部下達です。
そんな上司に愛想を尽かして辞めたいと思う人も大勢いるでしょう。
上司が責任を取らないといけない理由
現在の日本社会は依然として年功序列のシステムになっていて、エスカレーター式に出世をしていくパターンが通常となっています。
そのため何の能力もない人が上司になったりするケースがどうして出てきます。
ただそういった、何の力もないのにひな壇に飾られるかのように上司になった人たちは、そもそもマネジメントがどういうものかが分かっていません。
自分の責任で部下が会社を辞めた時にどれだけ会社に損害と負担を与えているかという事が分かっていない場合がほとんどです。
新しい人を雇うのにコストがかかる
部署をまとめる責任者が簡単に「アイツは使い物にならなかったから」「あんなヤツは会社にいない方が利益になる」と言って、会社を退職した人達の事をボロクソに言っているシーンをよく見かけます。
ただその人は会社が人を1人採用するのにどれだけのコストがかかっているかが全く分かっていません。
- 求人誌への掲載費用
- 何十通という応募書類全てに目を通すための時間
- 面接などにかける時間・労力
- 採用後の保険等の手続きにかかる時間・労力
全てあわせるととんでもない時間と労力、そしてコストがかかっています。
ハローワークなら無料で求人情報を登録する事ができますが、わざわざハローワークまで行って登録しようとすると数時間はかかります。
そんな事も知らずに、「あんなヤツいない方が会社の利益になる」というのはちょっと違うんじゃないかなと思います。
その上司の責任で、相当のコストや時間が費やされているという事をもっと理解しないといけません。
ゼロから教育するためのコストと時間
新しい人を雇えば、その人をゼロから教育し、会社の戦力となってもらわないといけません。
ただそこまでになるためには相当の時間が必要ですし、また教える立場の人も必要になります。
その上司が責任をもってやればいいのですが、実際は部下が行う事がほとんど。
その部下も通常業務をしながら、仕事を教えていかないといけないので、相当大変になります。
売上が下がる可能性もある
そうなるとどうしても実務への影響が出てきてしまうでしょう。
辞めていった人がある程度の売上を作っていた人だったりすると、売上の減少は免れません。
実際に部下が辞めるとここまでの損害やコストが発生するという事を理解していないのでかれば、その人は人の上に立つ資格はないといえるでしょう。
上司が無能なら会社を辞めても問題はない
ここまでの内容で、部下が辞めるのは上司に責任がある場合がほとんどだということ、そしてそれに対して責任を持てないような上司は上司でいる資格がないという事がお分かりになったと思います。
残念ながら会社では、上司を選ぶという事はできません。
それは子供が親を選べないのと同じようなものです。
どれだけ部下にポテンシャルがあったとしても上司にそれを引き出す力が備わっていないのであれば、その会社にいるだけ損をするだけです。
あなたが辞めようと思った原因を作ったのは、あなた自身ではなく上司なのです。
あなたが責任を感じる必要はこれっぽっちもありません。
もっと自分自身の力を発揮できるステージにを探してそこで活躍ができるように一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
無能な上司の下で仕事をする位なら、違う環境で働いた方がいい
あなたの上司が人間的にも素晴らしい、マネジメント力もある、そんな上司であれば問題はありません。
ただマネジメント力もない、人間としても問題があるような上司と仕事をしている人は、そのままいくと自分だけが疲弊してしまいます。
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まとめ:部下が辞めるほとんどは上司の責任
今回は部下が辞める理由のほとんどの原因を上司が作っているという話をしてきました。
まとめてみますと、
- 部下が辞めるのは上司が正しくマネジメントできていない場合がほとんど
- 部下が辞める際の責任は上司が取るべき
となります。
この記事をお読みの方の中には、既に上司が原因で会社を辞める決意をしている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ転職活動の際は、それを面接官にストレートに言ってしまうとあまりよくない結果になる場合もあります。
本音と建て前をうまく使い分けて、良い職場を見つけてください!